
太め体型でも、女装はパスしにくいわけではない。
細く見せようとして失敗するより、体型を前提にした服選びと見せ方を知るほうが、外に出られる確率は上がる。
この記事では、太め体型の女装を前提に、どこを隠し、どこを出すのか、そしてどんな服を選べば無理なく成立するのかを、実践的にまとめていく。
太め体型の女装は、考え方より先に「やり方」でつまずきやすい。
情報の多くが細い体型向けで、何を真似すればいいのか分からなくなるからだ。
ここでは、スタイルを良く見せる話ではなく、まず外に出られるパス度を作るために、失敗しにくい服の形と見せ方を具体的に挙げていく。
太め体型の女装で、最初に考えるのは「全部」ではない
太め体型で女装をしようとすると、つい全部をどうにかしようとしてしまう。
お腹、脚、肩、背中、顔。
気になるところを一気に消そうとして、結果的に何をしているのか分からなくなる。
でも、最初にやることはそこではない。
太め体型の女装は、全部を細く見せる競技ではない。
まずは成立させることが目的だ。
太め体型の女装で大事なのは、その姿で普通に動けるかどうかだ。
そのために必要なのは、完璧なスタイルではなく、触る場所を絞ることだ。
全部を直そうとすると、全部が中途半端になる。
逆に、最初に触る場所を決めると、見た目が安定する。
太め体型の女装は、隠す場所と出す場所を先に決める
太め体型で女装をするとき、『隠すところと、出していいところ』そこを最初に分けるだけで、見た目は一気に安定する。
基本ルール|上か下、どちらかは出す
太め体型で失敗しにくいのは、上半身か下半身、どちらか一方を軽くすることだ。
とはいえ、太め体型の場合、上も下も太い、という人は多い。
だからといって、全部隠すと違和感しかない。
見た目として、どこか一か所だけでも軽く見せる。
人の目が休める場所を作る。
上半身を全部覆うなら、下半身は動きが分かる形にする。
下半身を隠すなら、上半身に抜けを作る。
全体を同じ重さでまとめると、形がぼやけやすい。
一か所だけでも印象を変えると、体型そのものより先に、「無理していない感じ」が伝わる。
隠していい場所|お腹・腰・背中まわり
太め体型で無理に出さなくていいのは、胴体の中央部分だ。
お腹、腰、背中。
ここは線をはっきりさせず、少し曖昧にしたほうがいい。
出したほうがいい場所|首・手首・足元
逆に、出したほうが印象が軽くなる場所もある。
首元。
手首。
足首、またはふくらはぎの一部。
ここは太め体型でも、太く見えない。
全部を隠すより、こうした部分を少し見せるほうが、全体のバランスは取りやすい。
太め体型の女装で、まず選びやすい服の形
太め体型で女装をするとき、最初から選択肢を広げすぎると迷いやすい。
まずは
失敗しにくい形
修正しやすい形
から触るほうがいい。
トップスは「長すぎない丈」を選ぶ
安心感があるのは、お尻がすっぽり隠れる長めのトップスだ。
ただ、それだと胴がどこまでなのか分かりにくくなり、全体が重たく見えやすい。
なので最初に選びたいのは、お尻までは隠さず、腰骨あたりで止まる丈だ。
この長さだと、上半身と下半身の区切りが見えやすく、形を判断しやすい。

ワンピースは広がらない形から
太め体型で最初に選びやすいのは、横に大きく広がらないワンピースだ。
体の途中で線が入らず、上から下まで同じ流れで落ちる形。
着たときに、生地が体に沿って下に下がるタイプは、動いても見た目が大きく変わりにくい。
歩いたり座ったりしても、全体の形が崩れにくい。
逆に、スカート部分が大きく広がるワンピースは、動くたびに横に広がり、体の大きさが強調されやすい。
こうした形は、慣れてから選べばいい。

形が変わりにくいワンピースは、動いても体が大きく見えにくい。
下は「細すぎない」を基準にする
上をゆるめにするなら、下は細くしすぎない。
下をゆるめにするなら、上は少し形が出るものにする。
太め体型の場合、中途半端が一番事故りやすい。
上下のバランスを揃えるだけで、見た目はかなり落ち着く。
外に出る前に、少しだけ確かめてみる
ここまで服を選んだら、最後にやることは多くない。
立ってみる。
少し歩く。
座ってみる。
そのとき、服が引っ張られないか。
動きにくくないか。
早く脱ぎたくならないか。
鏡を見るときも、かわいいかどうかは見なくていい。
無理をしていないか。
落ち着いていられるか。
それだけを確かめる。
コンビニに行く。
カフェに入る。
電車に乗る。
そんな場面を想像して、「まあ行けるな」と思えれば十分だ。
太め体型の女装は、最初から全部を整えるのは難しい。
外に出られる形を作って、動きながら少しずつ分かっていく。
隠す場所を決めて、形が分かる服を選んで、そのまま動いてみる。
まずは、そこからスタートしたい。