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アウターは開ける?閉める?|女子っぽく見せる正解の開閉バランス

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アウターを開ける?閉める? 女子っぽく見せる正解の開閉バランス

アウターは、前を『開けるか・閉めるか』だけで見え方が全然違う。
形も素材も同じでも、前を閉めた瞬間に肩幅や胸の厚みがそのまま出て、男の体の強さが戻りやすい。逆に自然に開けるだけで縦のラインが出て、女子っぽいバランスに寄る。

男は本能的に閉めがちだ。寒さ、安心感、隠したい気持ち、いろんな理由がある。
僕も寒さに負けて全部閉める日がある。でも「全部閉めるとどう見えるか」を客観的に知っているだけで、閉めるかどうかの判断が変わるはずだ。

ということで、

  • 前を閉めた時の見え方
  • 前を開けた時にどこが細く見えるか
  • 女子寄りにしたい日の正しい開閉バランス

を整理していく。

開け方・閉め方だけで女子っぽさが変わる

アウターは形や色だけでなく、前をどうするかが見え方に直結する。
同じコートでも、前を閉めれば男の体の幅がそのまま形になり、開ければ縦のスペースが生まれて女子寄りになる。
まずは、この『開閉で何が起きるのか』を認識しておきたい。

男は前を閉めがちになる

習慣、寒さ、安心感。理由はいろいろだが、男はアウターを閉めるほうが落ち着きやすい。
全部閉めると守られている感じがして、ついそのまま外に出てしまう。
でも『閉める=幅がそのまま出る』という現実がある。

女子は意識的に「開け」と「閉め」を使い分けている

女子は、移動中は閉めても、写真を撮る時やお店に入った時には自然に開ける。
『開けると細く見える』ことを本能レベルで知っているからだ。
同じ服でも、開閉で雰囲気を作り変えている。

開閉で変わるのは、体の出方と縦ライン

閉めると体の幅がそのまま服の形になり、開けると胸や肩の厚みが弱まって、下に一本線が通る。
この縦の流れが女子っぽく見せるポイントだ。

 

閉めると安心だが、幅がそのまま形になる

アウターを閉めると、肩幅・胸まわり・上半身の幅がそのままコートの形になる。
守られている感じはあるが、体の横の大きさがそのまま出るので、女子っぽい雰囲気からは離れてしまう。

肩から胸の幅がそのまま出て、上半身が大きく見えやすい

閉めると布の逃げ場がなくなる。
そのせいで、肩幅の広さや胸板の厚さがコート越しにそのまま形になる。
特に男の体は角がはっきりしているので、閉めた瞬間に四角いシルエットになる。

直線シルエットが男感を出す

前を全部閉めてしまうと、胸からお腹までが一枚板のように見える。
縦の抜けがなく、上半身が箱のようにまとまるので、女子というより男の冬の服装になる。

閉める場合も、全部閉めない方が女子っぽい

閉めたい日があっても、全部閉める必要はない。
上のボタンをゆるく開ける、1〜2つだけ留めるだけでも幅の出方は変わる。
完全に閉めるかどうかで、見え方は大きく違う。

黒の薄手ロングコートを前をすべて閉めて着た人物の室内自撮り。閉めたことで肩幅と胸まわりの幅がそのままコートの形になり、上半身がしっかり大きく見えている例。

前を全部閉めると肩幅と胸の幅がそのまま形になり、上半身が大きく見えやすい。

前を閉めた時に肩が強く見える理由は、形の特徴を知るとつかみやすい。
このリンクで詳しくまとめている。
肩幅が気になる人のアウター選び

開けると、縦ラインが女子っぽくなる

アウターの前を自然に開けるだけで、胸から足元まで一本の縦ラインができる。
肩や胸の厚みが前に出なくなり、強さが抜けて女子っぽいシルエットに変わる。
形も素材も変えていなくても別人のように軽く見える。

肩の強さが消えて、胸板の厚みが前に出ない

前を閉めないと、布が横に張らずに下へ落ちる。
そのぶん肩の角や胸板の厚みが弱まり、上半身の幅より落ち感が目立つ。
ただ開けているだけなのに、肩の存在感が一段階落ちる。

中のインナーが縦のラインを作ってくれる

開けると中に着ている白や明るめのニットが見える。
この明るい縦の線が、全身をスッと細く見せる。
女子が外では閉めて、屋内や写真では必ず開けるのは、この効果を知っているからだ。

開けすぎず、自然な角度がいちばん女子寄り

開けるといっても、ダラッと広げすぎると逆に雑に見える。
コートが勝手に縦に落ちているくらいの自然な開き方がいちばん細く見える。
わざと感を出さないのがポイントだ。

黒のロングコートを前を開けて着た人物の室内自撮り。布が縦に落ちて肩幅が小さく見え、白いインナーの縦ラインで全身が細く見えている例。

前を自然に開けるだけで縦ラインが生まれて、肩と胸の厚みが弱まり女子寄りに見える。

前を開けた時はインナーの色が印象を大きく左右する。
色合わせの基本はこちらに詳しく書いてある。
インナーとアウターの色バランス

どっちが正解? コーデと体型で開閉を使い分ける

絶対の正解があるわけではないが、女子寄りにしたいなら基本は『開け』。
ただ、肩幅・胸・お腹のどこが気になるかで、開け方・閉め方のベストは変わる。
ここでは、体型ごとに具体的な選び方をまとめておく。

肩幅が気になる人は「開け」が圧倒的に有利

肩の角や肩幅の広さは、前を閉めるとそのまま形として出る。
開けるだけで肩の存在感が落ちて、縦に流れて見える。
肩幅コンプレックスがある人は、開けた方が女子っぽくなる。

胸の厚みが気になる人も「開け」が安全

胸板が厚い人も、閉めた瞬間に胸の幅がそのまま強調される。
前を開けておくと、胸の立体が前に出にくくなり、厚みが消えてスッと見える。

お腹が気になる人も、全部閉めは逆効果

お腹を隠したくて全部閉めがちだが、閉めた瞬間に胸から腹まで一直線になり、逆に太く見える。
お腹が気になる時は、上だけ1〜2つ留めて下は自然に開けるのがバランスが良い。

黒のロングコートを前のボタンを1〜2つだけ留めて着た人物の室内自撮り。上半身の幅が出すぎず、下の部分が開いて縦ラインが残り、女子寄りに見えている例。

上を1〜2つだけ留めて下を開けると、幅を出しすぎず縦ラインも残ってバランスが良い。

 

動きによって『開閉の見え方』はさらに変わる

アウターは立っている時だけでなく、歩く・座る・腕を動かすだけで形が変わる。
特に開けた状態・閉めた状態は、動いたときに影響が出るので、これを意識しておくと日常で女子っぽい感じが作りやすい。

開けたアウターで歩くと『揺れ』で縦ラインが強くなる

歩くたびに裾が軽く揺れて、黒でも明るい色でも縦の流れが強調される。
この揺れが、肩幅の強さや胸板の厚みを自然に薄めてくれる。
開けて歩くだけで、静止画よりも女子っぽく見えやすい状態になる。

座ると、閉めたアウターは肩幅が強調されやすい

椅子に腰かけると、前を閉めたアウターは布の逃げ場がなくなる。
肩の角に布が乗りやすく、上半身が大きく見えやすい。
逆に前が開いていると、肩から布が下に落ちてくれるので、肩幅の強さが出にくい。

腕を上げたりバッグを持つと、閉めすぎは形が崩れる

全部閉めた状態だと、腕を持ち上げた瞬間にコートごと引っ張られる。
そのせいで四角いシルエットになりやすく、男子感が強く出ることがある。
1〜2つだけ留めておけば布が逃げてくれるので、動いても形が自然に保たれる。

 

まとめ|女子っぽくしたいなら『開ける』が基本

アウターの前を開けるか閉めるかは、見え方に直結する。
前を全部閉めると肩幅と胸の幅がそのまま形になって、どうしても男の印象が出てしまう。
逆に前を自然に開けるだけで縦ラインが生まれて、肩や胸の強さが弱まり、一気に女子っぽくなる。

閉めたい日があっても、『閉めると上半身が大きく見える』ということを知っていれば、
「今は閉めてもいい」「今は、寒いけど開けたほうがいい」とシチュエーションに合わせて選べる。
理由が分かっているだけで、同じアウターでも女子っぽさのコントロールができる。

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