
秋は気温が下がって、Tシャツの季節からニットや薄手アウターに切り替わる時期だ。
だが、冬ほど厚いコートは使えないので、服の重さが中途半端になり、肩幅や胸のゴツさが意外と目立ちやすい。
僕も秋になると、体のラインが妙に出てしまってバランスが難しく感じることが多い。
そこで頼りになるのが、軽くて落ち感のある秋アウターだ。
薄手のトレンチ、ロングカーディガン、ライトコート。どれも布が下に流れて、肩や胸の角をやわらかくしてくれる。
特に僕はロングカーデが好きで、秋はほぼこれ一枚で形を整えている。
秋は冬ほど重ねられないが、体型は隠したい。そのためには、軽いアウターで形を調整するだけで見え方が大きく変わる。
秋アウターは『軽さ』がすべて

秋は冬ほど重いコートを着られないぶん、体のラインがそのまま出やすい季節だ。
特に肩幅や胸まわりのゴツさは、素材の硬さや厚みに左右されやすい。
ということで、軽い素材のアウターがゴツさを目立たせない理由をまとめていく。
軽い生地は肩の角をやわらかく見せる
厚くて固い生地は、肩の角や胸板の厚みをそのまま拾う。
反対に、薄くて軽い生地は肩から下へ自然に落ちるので、角が丸く見えて上半身が細く感じられる。
前を開けても横に広がらない
重くて硬いコートは、前を開けると横に広がって四角いシルエットになりやすい。
軽い素材だと布が横に張らず、まっすぐ下に落ちる。
そのおかげで、胸板の厚みや肩幅が目立ちにくくなる。
『重く見えない』ことが秋では特に重要
秋はまだ気温がそこまで低くないので、厚手のコートを着ると逆に重たく見えやすい。
軽いアウターなら、見た目が抜けて見えつつ、上半身のゴツさはしっかり薄めてくれる。
軽いアウターほど開けるスタイルとの相性が良い。
詳しくはここにまとめている。
→ アウターは開ける?閉める?
トレンチは秋がいちばん使いやすい

気温が下がり始める秋は、薄手のトレンチがちょうどいい季節だ。
冬の厚手トレンチより生地が軽くて落ちやすいので、肩まわりのゴツさが出にくく、全体の形が自然に整う。
薄い生地のトレンチは肩の線を拾いにくい
秋用のトレンチは、布が肩から下にすっと落ちる。
そのおかげで、肩の角や胸板の厚みが目立ちにくい。
同じ形でも、秋用の薄いタイプのほうが圧倒的に扱いやすい。
特に肩幅が気になる人は、厚手ではなく薄手を選ぶだけで印象がかなり変わる。
ウエストの結びで脚の始まりが上に見える
トレンチのベルトは、脚のスタート位置を上にずらして見せる役割がある。
軽く結ぶだけで縦の流れが生まれ、脚が長く見えやすい。
前をきっちり閉めなくても、軽い結び方で十分効果が出るのが秋トレンチのいいところ。
薄手トレンチがどんな感じか、↓を参考にしてほしい。
薄手トレンチは色の違いが出やすいタイプ。
色の比較はこの記事が分かりやすい。
→ 女装アウター(コート)は色で見え方が変わる
カーディガンは『ゴツさ消し』に最強

トレンチよりもさらに軽く、肩まわりの角をやわらかくする力が強いのがカーディガンだ。
羽織るだけで上半身の輪郭がやわらぐので、秋の中でもとくに扱いやす僕は手放せない。
肩に布がかかるだけで角が消える
カーディガンは、生地が肩の上にふわっと乗るだけで肩幅のラインがぼける。
肩の角が出なくなるので、上半身がひと回り小さく見えやすい。
薄手のロングカーデは、特に落ち感が強くて扱いやすい。
前を開けても横に広がらない
襟の主張がないので、前を開けても横に広がりにくい。
布が下にすっと落ちるだけだから、胸板の厚みや肩幅が前に出てこない。
秋に前開けで着ても形が丸見えにならないのはカーデの強みだ。
生地の落ち方は差があるので、↓を参考にしてほしい。
ロングカーデは肩をふんわり見せやすい。
肩の印象についてはこちらで詳しく書いている。
→ 肩幅が気になる人のアウター選び
ライトコートは『軽さと落ち着き』がちょうどいい

厚手ではないけど、カーディガンよりしっかりしている。
秋特有の薄く見えすぎるとゴツさが出るたり、厚すぎて重いというバランスをちょうど良く整えてくれるのがライトコートだ。
生地が軽いほど縦の流れが作りやすい
ライトコートは素材が柔らかいものが多い。
そのお陰で布が横に張らず、肩から下へまっすぐ落ちる。
これだけで肩幅や胸まわりのゴツさが弱まり、全身が縦に細く見える。
冬コートとは違って、ただ着るだけで縦ラインが勝手にできるのが秋のライトコートのメリットだ。
薄手のマフラーやストールを合わせると女子度アップ
秋は厚手マフラーが使えないぶん、首もとがスカスカに見えやすい。
そこに薄手のストールを軽く巻くだけで、首・肩・胸があいまいになって、上半身のゴツさが、さらに一段階消える。
巻き方はきっちりしなくて、軽く前に落とすだけで、縦の流れがそのまま繋がる。
ライトコートは素材で印象が変わるので、軽めのタイプを見ると選びやすい。
秋アウターの実例コーデ
ここでは、薄手トレンチ・ロングカーデ・ライトコートが実際にどうゴツさを弱めるのか、
形の違いを比較しながら秋コーデの参考にしていただければと思う。
薄手トレンチで肩の角をやわらかくする
軽い生地のトレンチは、肩から布がすっと落ちて、肩の角が見えにくくなる。
前を軽く閉めるだけで縦に流れる形が作れる。

薄手トレンチは肩の角が目立たず、全身の流れをまっすぐに整えやすい。
カーディガンで肩幅のラインを消す
カーディガンは肩の上に軽く布がかかるだけで、肩幅の線がぼやける。
前を開けて着ても横に広がらず、上半身が小さく見えやすい。

カーディガンは肩の角が隠れて、上半身がひと回り小さく見える。
ライトコートで縦の流れを作る
ライトコートは、軽さのおかげで布が横に張らずに下へ落ちる。
そのまま縦の線が強く出て、肩幅や胸板の大きさが前に出てこない。

ライトコートは縦に落ちる形が強く、上半身のゴツさが前に出ない。
まとめ|秋は軽くて落ちる布を使うと一気に整う
秋は冬ほど厚いコートが使えず、Tシャツだけの季節とも違う。
この中途半端な時期は、肩幅や胸のゴツさがそのまま出やすい。
だからこそ、軽くて落ちる生地のアウターが強い。
薄手トレンチは、肩の角が出ずに縦の流れが作りやすい。
ロングカーデは、羽織るだけで肩幅の線がぼけて上半身が一気に楽になる。
ライトコートは、軽さと落ち着きのバランスが良くて、秋の外出にいちばん使いやすい。
秋アウターのポイントは、
重さで隠すのではなく 、軽さで形をやわらげることを意識したい。
これを押さえるだけで、秋のシルエットづくりで悩むことが減る。
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