『喉ぼとけ』と『手』
僕だけではないと思うが、女性っぽい人に対して「この人は男なのでは?」と疑問を持ったときにチェックする部位はこの2つだ。
女装のネックになる2つの要素のうち、「喉ぼとけ」は隠すのは難しい。
『手』の骨格もどうしようもないが、喉ぼとけよりはごまかすことができる。
『手の男要素』に困っている人の参考になればと思う。
目次
男と女の手の違い
まずは、男の手と女子の手の違いを再確認しておきたい。
なんとなく違いがイッパイあるのは分かりきっているが、違いを明確にして対策したい。
毛が生えていない
女性は手に毛なんて生えていない。
・・・のは僕らの理想かもしれないが、毛が薄く目立たない。
毛が目立つ場合は処理しているが、基本的に毛が細いので毛穴も目立たない。
指や指の太さ
いうまでもないが、女性の手は男の指と比べて細い。
指の長さは基本は男の方が長いが、女性の指は細いので長く見える。
皮膚が柔らかい
女性の手の皮膚は男性に比べて柔らかだけでなく、滑らかで触ると気持ちいい。
男の手はガサガサしている(イメージ)
腕や指輪などの装飾
アクセサリーで装飾していて可愛い。
爪を手入れしている
かわいいネイルをしている。
ネイルをしていなくても、爪が滑らかでトゥルントゥルン。
爪を長くしている人も多いが、爪がキレイにカットされている。
男の手
男の手は、上記の逆だ。
また、以下のような特徴がある。
- 手が大きい
- 血管が浮いている
- ゴツゴツしている
こういった特徴を考えて、女子の手を演出したい。
男の手要素を隠す
手で女装であることをバレない手っ取り早い方法は、腕組みをしたり、ポケットに手を入れて男の手を隠すことだ。
その他の手を隠す方法をいくつか紹介する。
ファンデーションやコンシーラ
コンシーラーでシミなど気になる部分を隠して、ファンデーションで血色を良く見せることができる。
実際に僕も試してみたけど、効果はバッチリだった。
でも、手首から先だけに使うと、手首から上が変に見える。
もう少し上まで塗っても、その上が不自然になる。
顔のメイクだと顔と首の色がちょっと違ってもあまり気にならないが、手だとそうはいかない。
手はよく使うから、手の皮膚が伸び縮みするたびにファンデーションが崩れるし、服との摩擦でもすぐにメイクが崩れる。
また、女装中に手を洗ったりシャワーを浴びる予定があるなら、この方法は難しい。
それでも、見た目の印象が良くなるからファンデーションを使うのも悪くない。
顔のメイクと同じように化粧下地を使うと、メイク崩れをかなり防げる。
衣類で隠す
衣類を使って隠すと違和感なく隠せる。
袖が長い長袖の服
手の甲ぐらいまで隠れる袖が長い服を着ると、かわい子ぶりっ子をしながら手を隠すことができる。
可愛い系の女装をする人には良いかもしれない。
自然と手の甲が隠れるアウター
ゆったりめのジャケットやカーディガンを手が隠れるように着ると自然に隠せる。
夏はつらいが、春や秋は薄めのカーディガンでも問題なく隠せる。
夏場はラッシュガード
夏場は厚着ができないため、衣類で隠すのは難しそうだが、そんな時は日焼け対策の手の甲を隠すラッシュガードの出番だ。
紫外線や日焼け対策で女子が着ているラッシュガードは、手を隠すためにも役立つ。
親先が出ていて手の甲を隠していくれるタイプのものを選ぶとよい。
夏なのに長袖を着ることに躊躇するかもしれないが、通気性が良くて着た方が涼しいくらいだ。
特に、日が当たる場所では着ている方が快適だ。
夏なら自然に隠せるラッシュガードがおすすめだ。
視覚的にごまかす
隠す次に手軽なのが、視覚的にごまかす方法だ。
動作やポーズを気にする
軽く指を曲げると、指の全体像が分からなくなり長く見える。
特に写真を撮るときには有効だ。
写真を撮らないときでも、手や指に力を入れずにリラックスした状態だと指が長く見える。
指輪(リング)
V字やU字型の指輪は指を長く見せることができる。
高いものでなくても良いので用意しておきたい。
V字型やU字型は指が長く見えるが、それらにこだわりすぎる必要はない。
細い指輪やハート型など女性らしいモチーフの指輪は女性らしさをアピールすることができる。
腕輪(ブレスレット)
ブレスレットをつけると手首に視線が集中し手の大きさが目立たなくなる。
上記のようなシンプルなチェーンブレスレットは、手首が細く見えて手全体の印象がガラッと変わる。
カジュアルな服でもそうでなくても合わせやすいのも嬉しい。
また、手首より上につけることで手全体が小さく見えて指も長く見える。
わざわざ高いものを準備する必要はないが、安物は切れやすかったりする。
ネイルアート
マニキュアやネイルポリッシュは女性らしい指を演出することができる。
色やデザインによって、指が細く見えたりもする。
ピンクやベージュ→指をスラッと見せる
濃い赤やネイビー→指が引き締まって見えてカッコいい
パステルカラー →女性っぽい柔らかさが出る
この中でも、女子っぽい指を目指すならピンクやベージュが一番だ。
爪と指の境界線が分かりにくくなり、指を長く見せることができる。
とはいえ、他のカラーにもそれぞれ惹かれるものがあるので、結局は好みだ。
自身では難しいかもしれないが、店でネイルをしてもらうのなら、
爪の先にグラデーションを入れると指が細くみえたり、他にも店に相談すると良い提案をしてくれる。
(僕は恥ずかしくて行けないけど・・・)
正々堂々と『地の自分』を磨く
最後に面倒くさいが本当は地の手を女子に近づける(きれいな手)にすることが最も大切だということは頭の片隅にいれておきたい。一朝一夕では変化がないので、できれば普段から心がけておきたい。
爪のケア
女装時にネイルはしてみたいが、日頃の生活・仕事にしていく訳にはいかない。
マニュキュアなどはすぐに取れるが、ネイルサロンなどでネイルアートをすると、オフするのがもったいない。
なので、まずは通常のネイルケアを考えたい。
爪を清潔に保つのは当然だが、爪を長めにして丸みを帯びた形に整えるだけで、女子っぽい印象になる。
爪をカットしたあとは、爪やすりで整えておきたい。
また、爪の表面がシワシワだと歳を感じてしまう。
爪の表面は磨けばマニキュアをしているかのようにツルツルになる。
爪を磨くネイルフィルは使い捨てのものであれば高くない。
間違っても爪の断面を削るヤスリや、目の粗い適当なヤスリで削るのはやめよう。
取り返しのつかないことになる。(経験談)ドラッグストアでも売っているので。
脱毛や除毛
女装をするにあたって、ヒゲやワキや脚の毛は処理するだろう。
腕も忘れず処理をしなきゃいけない。
そして忘れがちなのは手の甲の外側(小指側)や指の毛だ。
そんなに早く伸びる部位ではないので油断しがちだが、女装の前日には確認しておこう。
最も手軽な処理方法はカミソリや電気シェーバーでの除毛だが、所詮は沿っているだけだ。
皮膚の表面には毛が残っているので黒く見えてしまう。
可能であれば脱毛をしておきたい。
手や指だけの脱毛のためにサロンに行くのは大変だが、ヒゲやVIOなどを脱毛する予定があるなら一緒に指もやってもらおう。
何度か通う必要があるが、毛が生えないようになると毛穴も埋まって、くすみなどを感じないキレイな手になれる。
サロンに行くのが面倒だったり恥ずかしいのなら、ケノンなど自宅で脱毛ができる家庭用脱毛器もある。
持っていたら他の部位も脱毛するだろうから、持っていても良いかもしれない。
保湿ケア
普段、自身の肌に興味がない人は、『保湿』という言葉を聞くと、
「はい、はい、また保湿の話ね・・・」となるだろう。
でも、残念ながら手にも保湿は欠かせない。
保湿をすることによって、皮膚のキメが細かくなり手の粗が目立たなくなる。
また、乾燥した状態の肌は皮膚が薄くなり、血管が浮き出たり血色が悪くなる。
保湿をして潤った肌は、皮膚が柔らかく弾力が出てくるので、血管が目立たなくなる。
健康的なモチッとした女子っぽい手に近づくことができる。
マッサージ
オイルを使ってマッサージを行うと血行が良くなり、ゴツゴツ感が少なくなり血管の浮き出しも軽減される。
とはいえ、マッサージオイルなんて準備するのも面倒くさいので、
保湿クリームでマッサージすれば充分だ。
保湿とマッサージは地味だが、普段のケアをしていない人は格段によくなる。
特に洗った後にクリームを塗ることを習慣にしたい。