
上野は、女装出歩いても特別感がない街だ。
観光客でも、地元でも、用事がある人でも、理由がなくても、歩いていられる。
浅草のように流れに乗る必要がないし、伊勢佐木町のように、受け入れられるかどうかを気にする場所でもない。
というのも、上野を歩く人は他人にそこまで関心がない。
人が多くて、目的がばらばらで誰も周囲を見ていない。
それが、この街の基本姿勢だ。
女装で歩いても、溶け込もうとしなくてもいいし、人目が気になるタイミングもほとんどない。
雑で、無関心で、少し乱暴。
でもその雑さが、女装で歩くにはちょうどいい。
目的がバラバラな街 上野
上野には、これといった王道の動線がない。
どこへ向かっているのか分からない人が、当たり前の顔で歩いている。
観光客・仕事帰りの人買い物の人、待ち合わせの人、ただ通り抜けるだけの人もいる。
上野では、みんなが別々の理由で動いている。
だから、他人を気にする意味がない。
女装で歩いていても、上野では特別な要素にならない。
目的がバラけている街では、人の見た目は後回しにされる。
上野駅|人が多すぎて、視線が分散する
上野駅は、いつ行っても人が多い。
JR、地下鉄、新幹線。
乗り換え、待ち合わせ、通過。
それぞれが別の事情を抱えて動いている。
ここでは誰か一人をじっと見る余裕がない。
人が多すぎて、視線が散っている。
女装かどうかを判断する前に、もう次の方向を見ている。
上野駅は、そういう場所だ。
行き先が分かれているから、安心できる
アメ横に向かう人もいれば、上野公園へ入っていく人もいる。
美術館、博物館、飲み屋街、どれも同じ距離感で並んでいる。
行き先が一つに定まっていないから、「どこに行く人か」を気にされない。
女装で街を歩くとき、この雑さは強い。
評価されないし期待もされない。
上野は、目的が分散していて結果的に一番自由になる街だ。
上野は、溶けるより「消える」街だ
上野では、溶け込んだり馴染んだりしなくても、人は主役ではなく単なる背景になる。
理由は、見るべきものが、人より強いからだ。
視線は、人ではなく展示に向かう
上野には、最初から視線の向き先が決まっている場所が集まっている。
上野動物園
国立科学博物館
東京国立博物館
ほかにも、美術館や展示施設がいくつもある。
どこに入っても、人を見る前に、見るものがある。
歩いている人たちも、周囲を気にしているようで、実は気にしていない。
頭の中は、このあと何を見るか、どこへ入るかで埋まっている。
なので、服装も、雰囲気も、完成度も、ガラスケースの中や、檻の向こう側に簡単に負ける。
女装で歩いていても、視線は集まらない。
集まるのは、展示物や説明パネルのほうだ。
雑踏と余白が、人を消していく
外に出ても状況は変わらない。
アメ横の雑さと、上野公園の余白。
アメ横では、音と人と物が多すぎて、個々の存在に意味が残らない。
上野公園では、広さと目的のばらつきが、人を風景に押し戻す。
どちらにいても、女装は強い情報にならない。
目立たないのではなく、拾われない。
上野は、人を主役にしない
上野が楽なのは、見られないからではなく、街の側が見せたいものを持っているからだ。
展示を見る。
動物を見る。
通り抜ける。
休む。
上野は、街に溶ける必要がある街ではなく消えていられる街だ。
上野には、静かな狂気が沈んでいる
上野の狂気は、声を張らない。
観光の看板にもならないし、街歩きの目印にもならない。
それでも、この街には確かに残っている。
上野は、健全さだけの街ではない。
少しはみ出した場所が、今もそのまま存在している。
オークラ劇場
オークラ劇場は、上野の街と上野公園の間という観光ど真ん中にあるが観光とは全く関係ない場所だ。
かんり異質な施設だが、それでも長く続いている。
この時代にも消されなかった、という事実が重い。
こういう場所が特別扱いされず街の一部として置かれている。
ヤマ
また、「ヤマ」と呼ばれるエリアがある。
詳しく説明はしない。
でも、そういう場所が、上野にはある。
上野は、きれいな体験だけでなく、少し違う感触に触れる余地がある。
上野は、準備も休憩もその場で完結する
上野は歩くだけの街ではない。
着替えて、整えて、休んで、必要なら買い足す。
その全部が、同じエリアで済む。
女装で街を歩くときに必要な要素が、無理なく揃っているのが上野の強さだ。
着替え|ネットカフェが複数ある安心感
着替えや荷物整理には、ネットカフェが一番現実的だ。
アメ横付近にも、快活CLUB 上野店があり、
御徒町駅前にも快活CLUB 御徒町駅前店がある。
場所を選べるというだけで、行動の自由度はかなり上がる。
上野は、その余白がある街だ。
女装で街を歩くなら、着替えと休憩を同時に済ませられる場所を押さえておくと安心だ。
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もちろん、快活CLUB以外のネットカフェもあるが、僕は快活CLUBが気に入っている。
ロッカーも多い
上野は観光地なので、コインロッカーの数はかなり多い。
駅構内やアメ横周辺、公園寄りにも点在していて、荷物を一時的に預けるだけなら困らない。
ネットカフェで着替えやメイクをして、荷物をロッカーに預けて街歩きや目的地へ行ける。
服を買う|御徒町は現実的で強い
服を買い足すなら、御徒町側が使いやすい。
新品ならGU 御徒町店。
サイズや価格帯が分かっていて、迷わない。
中古なら、アメ横付近のBOOKOFF PLUS 上野店が便利だ。
服も多く、時間つぶしにもなる。
もう少し掘るなら、御徒町・野崎エリアにあるたんぽぽハウス。
安くて量が多い。掘り出し物を掘り当てることもある。
休む|カフェは選び放題
上野は、休む場所に困らない。
アメ横近くならサンマルクカフェ 上野店。
人の出入りが多く、長居しても浮きにくい。
オークラ劇場の近くには星乃珈琲店 上野店がある。
少し落ち着いた空気で、クールダウンに向いている。(意味深)
探さなくても、カフェはそこら中にある。
日用品とメイク|買い足しが簡単
アメ横にはドン・キホーテ 上野店があり、急な買い足しにも対応できる。
ドラッグストアも多く、メイク道具はその場で揃えやすい。
さらに、@cosme STORE 上野もある。
ここは、女装でも入りやすい。
B面でも、意外と気にならない。
まとめ|上野は、現実を回しやすい街
上野は、女装で歩く街として派手ではない。
でも、使いやすさはかなり高い。
- 着替える
- 整える
- 休む
- 足りないものを買う
これらを街の中だけで完結できるのが上野の強さだ。
人にジロジロ見られず放っておかれる。
だから、何も気にぜず歩ける。
長居してもいいし、短時間で切り上げてもいい。
地下鉄で浅草に戻ってもいいし、秋葉原へ歩くのもいい。
上野は、目的地にも通過点にもなる。
女装で外に出るとき、とりあえず立ち寄れる街として、かなり優秀だ。