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男肌で崩れにくいベースメイク|乾きと皮脂を抑えて長時間キープする方法

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男肌で崩れにくいベースメイク|乾きと皮脂を抑えて長時間キープする方法

僕ら男の肌は、乾燥と皮脂が同時に進むという厄介な特徴を持っている。
表面は乾いているのに、時間が経つほど皮脂が浮き上がってくる。
この状態の肌を抱えたままメイクを重ねると、どれだけ丁寧に仕上げても外で崩れやすい。

とくに女装で外を歩く時、メイクの崩れは印象の乱れだけではすまない。
青ヒゲが戻ったり、鼻だけテカったり、口元が割れたりすると、その瞬間に女子が消える。
だから男肌のメイクは女子よりも、見た目を作る技術だけでなく崩れを防ぐことが大事になる。

ということで、乾燥と皮脂を別々に扱いながら、長時間崩れにくいベースを作るための考え方をまとめる。

 

男の肌が崩れる原因は、乾きとテカり

男の肌は、乾いているのにテカったり、テカっているのに乾いたりする。
表面がパサついているのに、時間が経つと油がじわっと浮いてくる。
この二つが重なった瞬間、ファンデが崩れやすくなる。

乾いたままファンデを乗せると、最初から浮きやすい

ひげ剃りや洗顔のあと、表面がザラついていたり固くなっていたりすることがある。
この状態でファンデを乗せると、肌になじむ前に少し浮いてしまい、そのまま数時間後の崩れにつながる。

後から皮脂が出てきて、ズレのきっかけになる

男の肌は、数時間たつと急に皮脂が出てくる。
乾いた部分は滑りやすく、皮脂が動くとファンデも一緒に動いてしまう。
鼻まわりや口元が崩れやすいのは、この動きのせいだ。

 

崩れを防ぐには、メイク前に肌の状態を整える

崩れを防ぐには、テクニックよりも肌の状態をどう作るかが鍵になる。
表面が乾いているか、やわらかいか。
その差だけで、同じファンデでも持ちが変わる。

水分が入ると表面がやわらかくなって密着しやすい

油分の多いクリームより、水分がスッと入る軽い保湿のほうが男肌とは相性がいい。
表面がやわらかいだけで、ファンデが滑らずに落ち着く。

ひげ剃り後の赤みやザラつきは最初の崩れポイント

ひげ剃りの直後は、赤みや細かい凹凸が出ていることが多い。
ここが残っていると、ファンデが引っかかって一番先に割れる。
ひと呼吸おいて、落ち着かせてからメイクを始める必要がある。

 

皮脂は全部止めるのではなく、動かない程度に抑える

男の肌は、皮脂をゼロにしようとすると逆に増えることがある。
完全に止めるのではなく、動き出さないくらいに落ち着かせるほうが崩れにくい。

テカりやすい場所だけ下地で押さえる

皮脂対策の下地は、Tゾーンや小鼻まわりだけで十分。
顔全体に使うと乾燥が強く出て、かえって崩れやすくなる。

頬や口元は控えめにしておくと線がでる

皮脂は出ないのに乾燥は出る場所が頬や口元。
ここを強く押さえると粉が吹きやすく、動いたときに割れの原因になる。

崩れやすい場所を知っておくと、対策が一気に楽になる

メイクの崩れはランダムではない。
決まった場所から始まる。
それを先に知っておくと、どこを軽くして、どこを押さえるべきかがすぐ分かる。

女装男子の顔のTゾーンや鼻まわり、口元など、メイクが崩れやすい部分を色で示したイラスト。

男肌で崩れが出やすい場所の例。鼻まわり、口元、額は乾きと皮脂が重なりやすい。

鼻まわりは皮脂が広がりやすく、仕上がりが途切れやすい

小鼻の横と鼻筋は、少量の皮脂でも一気に広がる場所。
ここからテカりやヨレが出ることが多い。

口元は動く回数が多く、線が出やすい

話す、笑う、飲む。
日常の動きがすべて口元に出るので、ファンデが一番動きやすい。
乾きが残ったまま仕上げると、ここから崩れが始まる。

額と眉間は乾きと皮脂が混ざりやすい

乾きでザラつく部分と、皮脂が浮く部分が混ざりやすい。
ここは部分的に薄く仕上げておくと崩れにくい。

 

ファンデの乗せ方だけでも、崩れ方はかなり変わる

同じファンデでも、どう乗せるかで持ちがまったく変わる。
男肌は毛穴が動きやすく、横に塗るとそこに引っかかりやすい。
特別なテクニックは必要なく、力の入れ方と方向だけを少し変えるだけで崩れにくくなる。

横にこすらず、上から軽く叩き込む

横に塗ると毛穴の形がそのまま出て、時間が経つほど仕上がりが乱れやすい。
スポンジを肌に軽く置くようにして叩くと、表面が均一になって密着しやすい。
力はいれる必要なく、触れるくらいでいい。

フェイスラインは薄く、Tゾーンだけ少し密度を上げる

顔全体を同じ厚さで塗ろうとすると、どこかが必ず重くなる。
頬やフェイスラインは薄めにして、崩れやすい鼻まわりだけ少し密度をつけると、動きが穏やかになる。
部分ごとに厚みを変えると、全体のバランスが安定する。

 

最後のひと手間で、外での崩れ方が大きく変わる

ここまでの土台ができていれば、あとは仕上げ少しの手入れだけで持ちが変わる。
外で安心して過ごすため2つの仕上げをしておくと失敗しない。

ファンデ直後に、表面の油をそっと抜く

ファンデを置いた直後は、肌の上に油が残っている。
これがそのままだと、数時間後にファンデが崩れやすくなる。
ティッシュを一枚のせて、触れるくらいの軽さで油だけ取っておくと密着が安定する。
こするのではなく、そっと触れるだけで十分だ。

パウダーは必要な場所だけ薄くつける

全体にパウダーを重ねると乾きが強く出て、逆に仕上がりが崩れやすくなる。
鼻まわり、眉間、口元など、動きやすい場所にだけ薄くつけると落ち着きが出る。
厚く乗せるより、軽く触れるぐらいの気持ちで乗せる方が長く持つ。

 

 

 まとめ

男の肌は、乾きと皮脂が同じ場所で起きる。
この矛盾が残ったままだと、どれだけ丁寧に仕上げても外で崩れやすい。
けど、乾きを抑えてから密着させ、皮脂が動かない程度に落ち着かせておけば、仕上がりは長くもつ。

水分で表面をやわらかくしておくだけで、ファンデが滑らずに落ち着く。
皮脂対策は顔全体ではなく、動きやすい場所にだけ入れると負担がない。
厚さを均一にしようとせず、部分ごとに密度を変えるとバランスが良くなる。

仕上げは、顔に残った油をティッシュでオフすることと、必要な場所にだけパウダーを置くこと。
どちらも力は入れずにフワッと!
外で崩れを起こさないためには、特殊な技術ではなく、このように整える流れのほうが効く。

 

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