包茎手術の広告で30万〜40万円かかると言われながらも、
10万円以下で包茎手術が受けられるという広告を見つけて飛びつきたくなることもある。
3万円台という破格の美容外科の広告もあったりする。
- 本当に3万円で包茎手術を受けられるのか
- 行くとどうなってしまうのか
結論をいうと、そんな安値で包茎手術はできない。
包茎手術を迷っている人で激安の美容形成外科を選ぼうとしている人には、
是非読んでいただいて嫌な思いをしないでもらいたいと思う。
幸い僕の周りには包茎手術で痛い思い(金銭的に)をした人がたくさんいる。
また、3万円で包茎手術が出来るという美容外科に行くと、どうなるのかを合わせて紹介したいと思う。
目次
本当に10万円以下で包茎手術ができるのか
「昔は包茎手術は20〜30万円が相場だったのに、今はこんなに安くできるんだ」
広告を見て目を輝かす前に、冷静に常識を考えてみたい。
美容外科は10万円程度では儲からない!
仮性包茎の包茎手術は基本的に保険適用外(自己負担)となる。
そのため、客が支払う金額が美容外科の売上となる。
それなのに、延々と相談に乗ってくれるカウンセラー
と、いう名の営業マン。
そして、手術の時間は早くても30分〜40分かかり、医師を含めて約3人の大人が付きっきりとなる。
診察の時間や経費などを考えると、たかだか3万円で包茎手術をしても美容外科の儲けはほとんどない。
儲からないのに、なぜ美容外科がとてつもない広告を出して患者を集めるのか。
それは、本当は3万円とか5万円の『はした金』で治療をしていないからだ。
包茎手術の種類と値段のカラクリ
包茎手術には3つの方法がある。
- 環状切開法
- 根本切開法
- 亀頭直下法
いや、こんな話を聞きたいのではないのは知っている。
面倒くさがらずに聞いて欲しい。この手術方法の種類が悪徳美容外科のミソなのだ。
環状切開法
環状切開法とは、棒の真ん中で包皮を切断して縫い合わせる方法だ。
この方法は、チンコの真ん中で縫い合わせるため、真ん中に傷口ができる。
傷口は時間の経過で目立たなくなる場合もあるが、大きなデメリットとして色の違和感だ。
とりあえず、チンコの皮もめくってみて欲しい。
棒の部分は肌色や茶色だが、めくった部分はピンク色をしていると思う。
普通は茶色とピンクのグラデーションだが、
真ん中で縫い合わせると、ピンクと茶色がツートンカラーになる。
「いやいや、ピンクの部分も時間が経てば茶色くなるでしょ?」
と思うかも知れない。
しかし、環状切開法をして数年経っている人でも、ハッキリと境界が分かる。
勃起時には包茎手術をしたことが分かるし、ピンクが強い人は平常時でもよく見れば銭湯などでも分かるレベルだ。
真ん中で急に色が変わっているチンコを見て病気と思われても仕方がないレベルの人もいる。
特に、この環状切開法が多かったのは昔だと思う。
僕がバイトをしている若い頃は、環状切開法の手術をしたオジサンが多かった。
今の時代、好き好んでこの方法をする人は少ないのだと思う。
根本切開法
環状切開法は、傷跡やツートンカラーが目立ってしまうので次に人気が出たのが根本切開法だ。
これはチンコの根本の皮を切り取る方法だ。
陰毛に隠れる部分に傷跡が来るので傷跡が目立ちにくい。
しかし、根本といっても棒の部分なので、陰毛がフサフサでなければ隠しきれない。
また、先端の皮のピンク強い人は、真ん中くらいまでピンクになりグロテスクに見える。
もう一つのデメリットとして、根本部分の皮は伸びやすいため、引っ張られて伸びることにより包茎が再発することもある。
とはいえ、チンコの先端は何も手を加えないので、自然に剥けた形となる。
僕は先端も茶色っぽいので、僕なら根本切開法が適しているような気がするが、パイチンなので傷跡が目立ってしまう。
将来的にVIO脱毛をするかもしれない人には向いていない手術法だ。
亀頭直下法
いま現在、もっとも多くされているのは亀頭直下法だ。
この方法はチンコの先の皮を切るという最も単純な方法だ。
ただ、この方法は難易度が高いようで、下手な医者にやらせると歪な形になる。
亀頭の直下の皮を僅かに余らせる部分(勃起時を想定した)で傷跡が隠れるので、傷口もツートンカラーも目立たない。
傷口にしても、傷口なのか何かの境目なのか、じっくりと観察をしなければ分からないレベルだ。
(医者のスキルのよものだろうが・・・)
デメリットとしては、愛しいピンクの部分が切除される寂しさがある点と、
環状切開法と比べると高額な点だ。
しかし、一生モノと考えると高いお金を払う価値はあるのだが・・・
悪徳美容外科の手口
安い料金の広告で僕達の目をひいて、結局は金額をどんどん吊り上げていく悪徳美容外科の手口がコレだ!
手術方法の罠
上で紹介したように、包茎手術には3つの方法がある。
そして、3万円など10万円以下の安値の手術方法が環状切開法だ。
下でも紹介するが、悪徳美容外科で環状切開法で治療したチンコの写真を見せられて、
根本切開法や亀頭直下法の手術を勧められる。
出来栄えを考えると、根本切開法や亀頭直下法の方が良いというのは僕も賛成だが、やり方が汚い。
しかも、環状切開法であっても、普通の美容外科では10万円〜15万円ぐらいの金額設定だ。
3万円〜7万円では美容外科は元がとれない。
なので、意地でも環状切開法での手術は否定されたり、他の部分で料金が加算されていく。
料金が加算の罠
広告に乗っている10万円以下の金額は、ほぼ間違いなく環状切開法であり、さらに下記の料金が加算される。
診察
仮性包茎の手術などの美容形成の場合は保険診療ではなく、自由診療なので全額自己負担のため診察費だけでも10,000円を超えることがある。
また、保険診療の場合は、診察費は国が定めた『公定価格』だが、
自由診療の場合は、各クリニックが自由に価格を決めることができるため、悪徳クリニックに、いくらに設定されていても文句は言えない。
必須の麻酔が別料金の罠
手術時の麻酔は、当然手術代に含まれていると考えがちだが、(常識的に考えてその通りだが・・・)
手術代とは別に麻酔代を取られることがある。
そういう場合、40,000円〜80,000円ほど取られるケースがある。
手術で使う投薬や事後に使う投薬
術後に痛みを感じた時に飲むように指示された痛み止めなどの薬剤費は仕方ないとして、手術中に使った薬品や調剤費など、よく分からない料金も加算される場合もある。
他の治療をすすめられる
糸の種類の罠
縫合する糸を自然に溶ける糸にするのか、抜糸が必要な糸にするのかでも大きく値段が違う場合がある。
「これでもか!」というぐらいオプションを付けることになって、当初の10万円の予算だったものが100万円近くになった人もいる。
長茎、亀頭などを追加
「ヒアルロン酸を注入すると、より男らくなれる」
「形を整えませんか?」
「同時に、○○するとキャンペーンで30%オフですよ」
「みんなやってますよ」
包茎の手術に行ったのに、口車に乗せられて勢いに任せて余計なことまで追加されないように注意が必要だ。
ただ、亀頭増大とかは僕的にはオススメだ。
それでも、事前に料金を確認して、よく検討してから受けなければ後で後悔するかもしれない。
少なくとも金額的にも肉体的にも『勢い』や『ノリ』で追加するものではない。
悪徳美容外科で実際にどれくらいかかる?
実際に包茎手術をやった人に聞いてみたりしているが、
亀頭直下型や根本切開法の人で20万〜80万円と人によって、美容外科によって金額に大きな開きがある。
定価がないので、美容外科選びは慎重にする必要がある。
広告などで、
『仮性包茎手術○○万円』という記述のみを書いてある美容外科は確実に環状切開法の値段なので、亀頭直下法や根本切開法を考えている人は、確実にその値段では手術ができない。
悪徳美容外科の見分け方
料金を誤解させるよな料金表や広告を載せいている『悪徳』と呼びたくなる美容外科と関わりたくなければ、
以下の点を注意してほしい。
大手の美容外科なら安心?
それならば、大手の美容外科を選ぶと問題ないのでは?と思うかも知れない。
上で挙げたような被害にあっている人のほとんどが、誰でも聞いたことがある大手の美容外科だったりする。
大手だからといって、信じるのはやめておきたい。
手術方法と金額が明記されている?
ホームページなどで、『包茎手術』○○円の記載のように、手術方法が記載されていない美容外科は、
上でも述べたが基本的に、最も傷口が目立ちやすい環状切開法の料金だ。
環状切開法○○万円
亀頭直下法○○万円
のように、手術方法別に記載されている美容外科を選ぶようにしたい。
そこで、思いつく美容外科のホームページを見て欲しい。
恐ろしいことに、大手でも多くの美容外科は
包茎手術○○万円〜
のような記載のみだ。
多くの美容外科がこのような状況なので『悪徳』という言葉は使いづらいが、これが美容外科の一般的なやり方なので恐ろしい。
包茎手術って必要?
僕は包茎手術に興味がないが、元同僚などにオススメしてもらっていた美容外科があり、
友人・知人にも勧めていたのだが、残念ながらその美容外科は院長が定年で退職していた。
そのため、オススメできる美容外科はないのだが、包茎手術は医師のスキルで出来栄えが結構違ってくる。
僕は、漠然と「医者なら、だれでもできる簡単な手術なんだろうな」と思っていたのだが、
本当に切った痕や、痕がなくても切除面が目立ったりしている人もいる。
それは、大手の美容外科であっても一緒で、〇〇美容外科〇〇本院のような、
有名な医者が執刀する場合は安心できるが、同じ〇〇美容外科であっても違う支店(支店というのかな?)だと、
全然出来栄えが違ったりする。(これは僕だけの意見ではない)
仮性なら手術の必要ない
そもそも、仮性包茎であれば手術なんか必要がないのでは?と思う。
「いや、綺麗ごと」
と思うわれるかもしれない。
実際僕も、何本もの男のチンコと向き合う前までは、コンプレックスでしかなかったし、
男のチンコに向き合うバイトを始めた動機が、包茎手術の資金稼ぎだったりした。
日本人の半分は仮性包茎だというが、
僕の体感では、もっと多くの割合ではないかと思う。
もし、どうしても仮性包茎のコンプレックス克服したいのであれば、
あなたもチンコと向き合うバイトをしてみれば良いのではないかと思うぐらいだ。
包茎手術ではなく亀頭増大がいいかも
最後に、話半分に聞いてほしいのだが、仮性なのに包茎手術をするくらいなら亀頭増大をしてはいかがだろうか。
亀頭が大きいとビジュアル的にエロい上に、皮が戻りにくくなる。
詳しくは↓で紹介している。
といいつつ、僕はまだ亀頭増大を受けていない。
永久に大きいままではないし、料金も高額になのだで迷いどころなのだが・・・
僕が亀頭増大を受けたときは、詳しい施術内容や金額について報告するつもりだ。