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はじめてのアイメイク完全ガイド|自然に盛れるアイシャドウ・アイライン・マスカラの使い方

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アイメイク入門
メイクで一番印象を変えるのは目元だ。
少し手を加えるだけで顔全体がぱっと華やかになり、写真や人と会うときの雰囲気も大きく変わる。
とはいえ、アイシャドウやアイライン、マスカラといった『アイメイク』のアイテムは「名前は聞いたことあるけど、どう使えばいいのか分からない」と感じやすいところ。

この記事では、そんな人でも迷わず使えるよう、アイシャドウ・アイライン・ビューラー・マスカラの基本を一通り解説する。
使う道具の選び方から具体的な塗り方、失敗したときの直し方までまとめてあるから、ここを読めば自然に盛れるアイメイクの土台が作れるはずだ。

アイメイクはなぜ必要か

アイメイクはなぜ必要か

メイクのなかでも目元はとくに注目されやすいのが、このパーツだ。アイメイクをするかしないかで印象が大きく変わる。なぜ目元に手を加えるだけで雰囲気が変わるのか、その理由を整理してみよう。

視線が集まるのは目元

人と向き合ったときに最初に見るのも見られるのも目だ。
会話のときも写真に写ったときも、真っ先に注目される。だから目元に少し手を加えるだけで、顔全体の印象が大きく変わる。

物足りなさを補ってくれる

ベースメイクやリップだけでも整った印象にはなるが、目元がそのままだと「どこか完成していない」雰囲気に見える。
逆にアイシャドウで陰影をつけ、アイラインで輪郭を強調し、まつ毛を整えれば、それだけで『仕上がった感』が出る。

雰囲気を自由に変えられる

やさしい空気を出したいなら淡い色、クールに見せたいなら濃い色やラインを選ぶ。目元は小さなパーツなのに、表情や雰囲気を自在に変えられる。
アイメイクは「なりたい自分」を演出するための武器になる。

自信を与えてくれる

少し目元に色やツヤをのせるだけで、疲れて見える日でも元気そうに見える。写真映えもするし、人と会うときに堂々とできる。アイメイクは見た目だけじゃなく、自信にも直結する。

アイメイクに使う道具と選び方

実際のステップに進む前に、まずは使うアイテムがどんな役割を持っていて、どんなタイプを選べばいいのかを知っておこう。役割を理解しておけば「何を使えばいいのか」で迷わずに済む。

アイシャドウ

アイシャドウ

まぶたに色をのせて立体感をつくるメイクアイテム。
影を加えることで目を大きく見せたり、色味で印象を変えたりできる。

アイライナー

アイライナー

まつ毛の生え際に線を描き、目の輪郭を強調するアイテム。短く引くだけでも目力が出て、表情がくっきり見える。

ビューラー

ビューラー

まつ毛を根元から上げる器具。まつ毛をカールさせることで瞳に光が入り、ぱっちりとした目元になる。

マスカラ

マスカラ

ビューラーで上げたまつ毛に長さや濃さをプラスするアイテム。まつ毛が際立つことで目のフレームが強調され、印象的な目元になる。

アイシャドウの使い方

アイシャドウはまぶたに色をのせることで立体感を作り、目を大きく見せてくれるアイテム。塗る場所や順番を押さえれば誰でも自然に仕上げられる。ここでは、最初に覚えておきたい基本の塗り方を説明する。

色は2択で十分

  • ブラウン:自然で影をつくりやすく、失敗が目立ちにくい
  • ピンクベージュ:血色感を足して、やわらかく可愛い印象に

複雑に考えず、このどちらかを選べば安心。

選び方
アイシャドウには単色と多色のパレットがある。単色はシンプルだが、自分で色を組み合わせる必要があり少し上級者向け。
多色パレット(3色程度)は「明るい色・中間色・濃い色」が最初からセットされているので、順番に重ねるだけで自然なグラデーションがつくれる。
迷わず使えるので最初は3色パレットがおすすめだ。

具体的な商品選びで迷うなら、3色パレットの中でも色合わせが分かりやすくて使いやすいのがキャンメイクの「パーフェクトスタイリストアイズ」。ドラッグストアでも手に入りやすく、値段も手頃だから最初のひとつにちょうどいい。

→ 1000円前後で買える大定番。発色も控えめで扱いやすい。

色展開も多いけれど、まずはベーシックなブラウンやピンクベージュを選べば安心。順番に塗るだけで自然に仕上がるから、最初の練習用としてぴったりだ。

基本の塗り方(3ステップ)

  1. ベースカラーを全体に
    パレットの中で一番明るい色をブラシか指でとり、まぶた全体に広げる。眉毛の下までは塗らず、まぶたの丸い部分を目安に。ここで土台を作っておくと、あとから重ねる色がなじみやすい。
  2. 中間色を二重幅に
    パレットの中で中くらいの明るさの色を、二重の幅(または目を開けたときに少し見える幅)にのせる。目を閉じたときにほんのり影が見えるくらいでOK。ここで「自然な奥行き」が出る。
  3. 濃い色をまつ毛のキワに
    一番濃い色を細いチップやブラシで少しだけとり、まつ毛の生え際に細く入れる。アイラインの代わりになるくらいの気持ちで、目尻に少し濃く入れると目が引き締まる。

仕上がりを確認

  • 鏡を近くで見るだけでなく、少し離れて顔全体のバランスを見る
  • 境目がくっきりしてしまったら、指先でトントンとなじませるだけで自然になる

アイラインの使い方

アイラインは、アイメイクの中でもっとも技術が必要とされるステップだ。線を引く動きは慣れていないとブレやすく、まばたきでにじんだり、左右差が出たりして「難しい」と感じやすい。だからこそ最初はうまくいかなくて当たり前。諦めずに少しずつ練習するのが大切だ。

アイラインは省略してもアイメイクは成立する。ただし、ずっと避けているといつまでも描けるようにならない。アイラインを入れると目元の印象がガラッと変わるので、最初は失敗を恐れずに挑戦しておいた方がいい。

ペンシルタイプがおすすめ

リキッドやジェルなど種類はあるが、最初に使うならペンシル一択。芯が柔らかく、スルッと描けるので初心者でも扱いやすい。少しにじんでもぼかせば自然に見えるし、修正もしやすい。

デジャヴュの「ラスティンファイン ペンシル」は、芯がやわらかくてすき間を埋めやすいから扱いやすい。

細いラインも描けるし、多少失敗しても綿棒でなじませれば自然に見える。練習用にも長く使える。迷ったら上記を参考にしてほしい。
→ にじみにくく、初心者でも安定して引けるペンシルタイプだ。

基本の引き方

1. 鏡の位置を工夫する
鏡を少し下に置いて、見下ろすようにするとまぶたがピンと張って描きやすい。

2. 目頭からではなく黒目の上からスタート
いきなり目頭から引くとガタつきやすい。まずは黒目の真上あたりのまつ毛のすき間を埋めるつもりで、小さな点を「ちょんちょん」と置いていく。

3. 点を少しずつつなげる
置いた点を少しずつ線でつなぐ。長い線を一気に引こうとしないこと。

4. 目尻は“気持ち”伸ばす程度
最後に目尻を1〜2mmほど外にスッと延ばす。大きく跳ね上げたり長く引くのは慣れてから。

5. 両目を離れてチェック
近くで見るとガタガタに見えても、離れて見ると意外と自然。まずは“全体のバランス”を優先する。

ポイントは「最初から全部の線を一気に描かない」「黒目の上から始める」「目尻はほんの少しだけ」って3つを押さえること。

失敗したときの直し方

  • 綿棒にクレンジングを少しつけ、はみ出した部分だけを軽く拭き取る
  • クレンジングが手元になければ、乳液を少し含ませてもOK。油分でアイラインがやわらかく落ちる
  • 乾く前ならティッシュで軽く押さえるだけでも修正できる
  • 多少ガタついても、あとからアイシャドウで上からぼかせば自然に見える

ビューラーとマスカラの使い方

まつ毛を仕上げる工程は、アイメイク全体の完成度を一気に引き上げる。
ビューラーでまつ毛を根元から上げ、マスカラを塗るだけで、瞳が明るく見えたり、目の輪郭がはっきりしたりする。ここは難しい技術は必要なく、ポイントさえ押さえれば自然に仕上がる。

ビューラーの基本

ビューラーは「まつ毛を折る道具」ではなく「カールをつける道具」と考えると失敗が減る。

  1. 鏡を見ながら、ビューラーをまつ毛の根元にしっかり当てる
  2. 根元を軽く1回挟んで、次に少し毛先へずらしてもう1回挟む
  3. 最後に毛先近くで軽く挟む

→ 根元・中間・毛先の3段階で挟むと、自然な丸いカールになる。強くギュッと挟むと折れたような不自然なカールになるので「軽くプレス」を意識する。

ビューラーは目の形に合わないと上手くカールできないこともあるが、資生堂の「アイラッシュカーラー 213」は定番中の定番。日本人の目の形に合いやすく、多くの人が愛用している。

値段も手頃だし、どこのドラッグストでも売っているので手に入りやすい。シンプルな作りだけど長く使える。

マスカラの基本

マスカラはまつ毛に長さや濃さをプラスするアイテム。厚く塗るよりも「薄くサッと」が正解。

  1. ブラシを容器のフチで軽くしごいて、液を落とす
  2. まつ毛の根元にブラシを当てて、毛先に向かってスッと動かす
  3. ダマになったらコームでとかして整える

ロングタイプなら自然に目元が強調されて盛りすぎにならない。ボリュームタイプは扱いが難しいので慣れるまで避けた方が良い。

自然にまつ毛を長く見せたいなら、ヒロインメイクの「ロング&カールマスカラ アドバンストフィルム」。カールをしっかりキープしてくれるのに、お湯と洗顔料で落とせるのが魅力だ。

ロングタイプだから盛りすぎにならず、ナチュラルに目力を出せる。マスカラに慣れていない人でも安心して使える。

下まつ毛はどうする?

  • ほんの少し塗るだけで目の縦幅が強調される
  • ただしにじみやすいので、省略してもOK
  • 使うならマスカラの先端で軽く“ちょんちょん”と置くようにすると失敗しにくい

よくある疑問と小ネタ・失敗と対策

よくある疑問と小ネタ・失敗と対策

実際にアイメイクをやってみると、「これってどうすればいい?」という疑問や、よくある失敗にぶつかることがある。
その答えと解決法をまとめておく。ちょっとした工夫を知っているだけで、仕上がりも安心感もぐっと変わる。

メイクの順番は?

基本は アイシャドウ → アイライン → ビューラー → マスカラ
アイライン→アイシャドウ順の人もいるが、せっかく描いたラインが消えたりするので順番は守った方がきれいに仕上がる。

どこで買えばいい?

ドラッグストアやバラエティショップで十分。プチプラで揃うアイテムが多いし、最初は高いコスメを使わなくても全然大丈夫。
また、各ステップで紹介した商品はドラッグストアやドンキなどにあるので、選ぶ時の参考にしてほしい。

練習のタイミングは?

おすすめはお風呂に入る前。気軽に試せて、失敗してもそのまま洗い流せる。特にアイラインは慣れないと手が震えるので、練習回数を増やすことが上達への近道。

よくある失敗と対策

  • アイシャドウが濃すぎる
    → 少し離れて鏡を見るとやりすぎが分かりやすい。指先で境目をトントンとなじませれば自然になる。
  • アイラインがガタガタになる
    → 点を打ってからつなげるように描く。はみ出した部分は綿棒+クレンジング(または乳液)で修正すればいい。
  • 左右のアイラインが揃わない
    → 完璧に合わせようとせず「正面から見て違和感がなければOK」と考える。近距離での細部よりも全体バランス重視。
  • まつ毛が折れてしまう
    → ビューラーで力を入れすぎ。根元・中間・毛先の3回に分けて“軽く”挟むと自然なカールになる。
  • マスカラがダマになる
    → ブラシを容器のフチでしごいてから使う。ダマができたらコームでとかせばきれいに整う。
  • マスカラがにじむ
    → 下まぶたにフェイスパウダーを軽くのせておくと防げる。汗や皮脂が多い日はウォータープルーフを選ぶ。

まとめ

アイメイクは特別な技術がなくても、基本の流れさえ押さえれば自然に仕上げられる。

  • アイシャドウは ブラウンかピンクベージュ の2択で十分
  • アイラインは難しいけれど、少しずつ練習すれば必ず上達する
  • ビューラーとマスカラは「軽く・丁寧に」で自然な目力をつくれる
  • 失敗しても綿棒や乳液で直せるし、多少ガタついても全体の印象でカバーできる

大事なのは「やりすぎないこと」と「繰り返し手を動かすこと」。最初はうまくいかなくても、少しずつ慣れていけば必ず自分らしいアイメイクができるようになる。目元にちょっと手を加えるだけで顔全体の雰囲気は驚くほど変わるから、気負わず楽しんで挑戦してほしい。

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