
女装の仕草は、かわいい動きをたくさん覚えればいいわけではない。
スマホを見るときの手、ドアを開けるときの肩、人と目が合ったときの視線、振り向くときの髪。
こういう、なんでもない場面で、女子っぽさを出せると素敵な女子になれる。
かといって、大げさに首をかしげたり、ずっと髪を触ったり見え見えすぎると痛い子になる。
スマホは両手で持つ。
ドアでは空いている手をバッグへ添える。
目が合ったら、視線だけ短く返す。
振り向くときは、目線から顔へ向ける。
女装の場合は、スマホを持つ手の大きさ、ドアを開けるときの肩、目が合ったあとの歩幅、振り向いたときのウィッグの乱れが、女子との違いを出してしまう。
だから、女子の仕草を丸ごと真似するより、僕らの体つきや外での動きに合わせて、少しだけ女子っぽさを混ぜるくらいがいい。
ということで、スマホ、ドア、視線、振り向きの中で、女装の仕草に女子っぽさを足す方法を紹介する。
何気ない仕草に女子っぽさを足す
髪を触る、首を少しかしげる、目線をやわらかく外す。
こういう女子っぽい仕草には、やっぱり憧れる。
ただ、かわいいと思った動きを全部入れると、やりすぎだ。
(と、分かっていてもやってしまいがち)
スマホを見るたびに髪を触り、目が合うたびに口元を作り、ドアの前でもバッグや服を直す。
そこまでやると、女子っぽい以前に、ひとりでずっと何かしている落ち着きがない人だ。
なので、仕草は小出しにしたい。
なにかをするにしても、それぞれの動きに少しだけ足すほうが浮かない。
足す仕草はひとつに絞る
髪を触る、首を少し傾ける、手を胸元へ置く。
どれも女子っぽさを足せるが、全部を一回の動きに入れると、仕草だけが多くなる。
スマホを見るなら、手元を小さくまとめる。
ドアを開けるなら、空いている手をバッグへ添える。 目が合ったら、視線を短く返す。
振り向くなら、先に相手のほうを見ると、顔を向けるまでに少し間ができる。
一回の動きで足すのはひとつでも充分、女子の仕草になる。
肩と一歩目を大きくしない
スマホを出す、ドアを開ける、人と目が合う、後ろを振り向く。
こういう動きをするときは、肩に力が入りやすく、次に出る一歩も大きくなりやすい。
ドアを開けたあとに大股で入ったり、目が合ったあとに急いで歩いたりすると、仕草を少し足していても、そこで男っぽさが出てしまう。
振り向いたあとも、急いで前へ向き直すと動きが雑に見える。
肩を上げすぎず、最初の一歩だけでも小さくする意識をする。
それだけで、スマホ、ドア、視線、振り向きの動きが急に切れず、女子っぽさを残しやすい。
髪とバッグで手の置き場を作る
髪やバッグは、女子っぽさを足すのにかなり使える。
髪は顔まわりや首をやわらかく見せてくれるし、バッグは手の置き場にもなる。
身体の前にバッグを持てば、お腹や股間まわりの線も切れる。
- スマホをしまった手をバッグへ戻す
- 目が合ったあとにバッグを持ち直す
- 振り向いたあとに毛先を前へ戻す
こういう小さな動作が入ると、手の置き場に困りにくくなり、立ち姿にも女子っぽさを足せる。
スマホは手元で女子っぽさを足せる
スマホは外出中に何度も取り出す。
何気なく使うものなので、持ち方や顔を上げる動きに癖が出てしまいやすい。
片手で大きく持つより、手元を少し小さくまとめる。
片手で指を広げて持つより両手で軽く持つほうが、手の大きさが目立ちにくくなりスマホを見る仕草もやわらかくなる。
スマホは少し高めに持つ
他の女装男子を見ていて、結構重要だと思うことがスマホを見る位置だ。
画面を低い位置で見ていると、顔が下を向きすぎて首が短く見えたり、肩が丸くなったりしやすい。
僕らは肩幅があるので、スマホを見る姿勢だけで上半身が男っぽく見えがちだ。
スマホはお腹の前まで下げず、胸の少し下あたりで持つ。
そうすると、頭が前へ倒れすぎず、首から肩までが詰まりにくい。
また、顔を深く下げないほうが、ウィッグの前髪やサイドの髪が顔まわりに残りやすい。
下を向きすぎると髪が前へ落ちたり、前髪が割れたりして、顔まわりが崩れる。

スマホを低く持つと顔が下がる。胸の少し下あたりで持つと、女装の形が崩れにくい
スマホは両手で軽く持つ
スマホを片手だけで支えると、親指や小指まで開きやすい。
僕らは女子より手が大きいので、指を広げた持ち方をすると、手の甲のゴツさや指の太さが出る。
両手で軽く持つと、指を大きく開かずに済み、手元も身体の前で小さく収まる。
画面を触るときも、親指で強く押すより、軽く動かすくらいにしたい。
両手持ちは、可愛いから・・・だけではなく、手の大きさを出しすぎないためだ。
バッグを持っているときは、無理に両手にしなくていい。
片手で持つなら、スマホを身体から離しすぎず、肘を少し曲げて胸元に近い位置で見る。
腕を伸ばして画面を前へ出すより、手元が身体の近くにあるほうが、肩や腕が大きく見えにくい。

片手で持つと指が開きやすい。両手で軽く持つと、手元がまとまり仕草もやわらかくなる
顔を上げる前に髪を軽く直す
スマホを見たあと顔を上げる前に、毛先を前へ戻したり、前髪や耳の横の髪を軽く直したりすると、画面から顔を上げる動きに女子っぽさが入る。
髪を直した手は、スマホかバッグへ戻せばいい。 何度も毛先を触ると、仕草というよりウィッグの確認になってしまうので、一回だけ軽く直すくらいが使いやすい。
ドアを開ける仕草に女子っぽさを足す
ドアを開けるときは、思ったより肩や腕に力が入りやすい。
取っ手まで遠いまま手を伸ばしたり、開いたあとに大きく踏み込んだりすると、動きが少し強くなる。
でも少し意識できると、ドアを開ける動作にも女子っぽさを足せる。
取っ手に近づいてから手を伸ばす、空いている手をバッグや服へ添える、開けたあとの一歩を小さくする。
この3つを紹介する。
取っ手の近くまで行ってから手を出す
ドアの少し手前から腕を伸ばすと、手だけではなく上半身まで大きく動いてしまう。
急いで開けようとしている感じも出る。
その動きが大きいと、ドアを開けるだけなのに肩や腕の強さが目立ち、せっかくの女装の雰囲気も雑に見える。
取っ手の近くまで行ってから手を出せば、腕を大きく伸ばさずに済む。
軽いドアなら、手のひら全体で握らなくても、指をかけるくらいで開けられる。
そのほうが手元が強く見えすぎない。
ただ、僕もよくあるが、上品に開けようとしたら、想像以上にドアが重かったりする。
そのときはドアが悪い。
空いている手をバッグや服へ添える
ドアを開けるとき、もう片方の手が余る。
その手をそのまま下ろしていると、ドアを通るときに腕が外へ振れやすく、肩幅や手の大きさまで目立ちやすい。
なので空いている手は、バッグの持ち手や服の裾へ軽く添える。
スカートなら裾を少し押さえたり、 カーディガンや羽織りなら前を軽く持つ。
こうすると手の置き場ができ、ドアを通る動きも小さくなる。
バッグがあると、余った手を置きやすい。
開けたあとの一歩を小さくする
ドアを開けたあとに大きく踏み込むと、開け方を女子っぽくしていても、歩き出しで男っぽさが出る。
特に、重いドアを開けたあとは、そのまま勢いで入ってしまいやすい。
ドアを抜けるときは、最初の一歩だけでも小さくする意識をしたい。
バッグを持ち直し、足先を進む方向へ向けてから歩き出すと、肩や腕も大きく動きにくい。
全部をゆっくりにする必要はなく、ドアを開けた直後の一歩だけ少し抑えれば、そのあとは普通に歩けばいい。
これが自然にできるようになると、ドアを開ける姿までちゃんと女子になる。
同じ空間で目が合ったら、少しだけ返す
店内、電車、カフェ、映画館のロビーなど女装していると、同じ場所にいる人とふっと目が合うことがある。
外を歩いているときにもあるが、同じ空間にいると少し逃げ場が少ない。
どう反応すればいいか分からず、身体が一瞬止まる。
ここで急にスマホを見たり、向きを変えたり、歩き出したりすると、その迷いまで動きに出る。 目が合ったときは、大きく反応せず、 視線や口元だけ、少し返す程度のイケてる女子を気取ってみたい。
視線を少し返す
目が合ったときに、すぐ横を向くとそっけなく見える。
反対に、じっと見ると相手に圧がかかる。
なので、一度だけ相手を見てから、棚やメニュー、案内表示へ目を移すくらいがいい。
下を向くと首が曲がり、肩も縮こまりやすい。 横へ目を移せば、顔や身体を動かさずに済む。
目が合ったあとに少し余裕が残るので、仕草も女子っぽくなる。
口角を少し上げる
目が合ったときに、視線だけ返すと少しそっけなく見えるかもしれない。
そんなときは、はっきり笑うのではなく、口角をほんの少し上げるなど軽く反応する。
店員さんと目が合ったときや、通路ですれ違うときに少し口元を動かすと、表情がやわらかくなり、相手にも冷たい感じを与えにくい。
女装中は緊張して口を閉じたままになりやすいので、口角を少し上げるだけでも顔の固さが抜ける。
振り向くときは、目線と髪を使う
振り向く動きは、女子っぽさを出しやすい。
目線や髪の動きが入るので、スマホやドアよりも少し華が出る。
とはいえ、身体ごと一気に振り向くと、肩幅や上半身の大きさも出やすい。
ウィッグの毛先や顔まわりの髪も大事になる。
髪をうまく残しながら、目線、顔、肩の向け方を少し変えるだけで、振り向いたときの雰囲気はかなり変わる。
目線から先に向ける
後ろから呼ばれたとき、身体ごと振り返ると、肩まで一気に相手へ向くと動きが大きくみえる。
なので、まずは目線だけを相手のほうへ向ける。
その後に顔を向け、必要なら肩も少しだけ向ける。
目線から顔へ移すと、振り向きに少し間ができる。
この間に髪も軽く動くので、首や肩だけが目立たない。
振り向いた瞬間に僕らの立派な肩幅が目立つことがあるので、最初から全部を向けない。
目線、顔、肩の順で振り返ると、動きが小さくなり、振り向いた姿が女子っぽい。
髪の揺れも仕草!
振り向いたとき、ウィッグの毛先がふわっと揺れると、それだけで女子っぽさが出る。
髪が顔まわりや首元を隠してくれているのに、振り向き方が強すぎると女装が解除される。
髪が後ろへ流れて、首や肩が一気に出るからだ。
身体ごと勢いよく回るのではなく、顔を向けたあとに肩を少しだけ相手のほうへ向けるくらいの速さだと、毛先がふわっと残って女子っぽさが出る。
さらに、少し乱れた髪を戻すところまで出来ると、やわらかさも出る。
仕草のあとも一歩だけ小さくする
スマホをしまう、ドアを開ける、目線を外す、振り向く。
そのあとに急いで歩き出すと、せっかく上手くいった女子っぽさがそこで消える。
バッグを持ち直し、手の位置を戻して、最初の一歩だけ少し小さくする。
ここが意識できれば女子っぽさを続けることができる。
バッグを持ち直してから歩く
スマホをしまったあとやドアを開けたあと、手が中途半端な位置に残ることがある。
そのまま歩き出すと、腕が外へ振れたり、手の置き場がなくて固くなる。
なので、歩き出す前にバッグを持ち直したり、 スマホをバッグへ入れた手をそのまま持ち手へ添える。
髪を直した手も、すぐに元の位置に戻さず、バッグや服の前を一旦経由するだけで、手と腕の行き場ができる。
最初の一歩を小さくする
女子っぽい仕草を入れたあと、そのまま歩き出すと女子っぽさが薄れやすい。
最初の一歩だけ小さくして、足先を進む方向へ向ける。
この、たった一歩を意識するだけでも雰囲気が変わる。

ドアを開けたあと、バッグを持ち直して最初の一歩を小さくを意識したい
何もしない時間も入れる
女子っぽい仕草を足すと、どんどん足したくなる。
ただ、ずっと手や目線が動いていると、ただの落ち着きがない女子だ。
ひとつ仕草を入れたら、あとは普通に立つ、歩く、待つ。 何もしていない時間があるから、髪を直す動きや視線を返す動きも自然に見える。
まとめ
女装の仕草は、普段の動きにひとつだけ女子っぽさを混ぜるくらいがちょうどいい。
スマホを見るときは、両手で軽く持つ。
ドアを開けるときは、空いている手をバッグや服へ添えてみる。
目が合ったときは、視線や口角で少しだけ返す。
振り向くときは、目線と髪の揺れを使うと女子っぽさが出やすい。
どれも大きな動きではないが、入れる場所を決めるだけで仕草が変わる。
全部を頑張ると忙しくなるので、まずは一つ。
こういう何気ない動きに少し足せるようになると、女装が楽しくなる。