
くびれを作りたいと思うと、まず体重とか、お腹の脂肪ばかり気にがちだ。
でも女装を続けていると、痩せたのにウエストが変わらない、という場面に出会う。
鏡を見ると、たしかにお腹は薄くなっているのに、胴がまっすぐに見える。
その理由は、ウエストが脂肪の量だけで決まっているわけではないからだ。
人は体を見るとき、太さそのものより『ここからここまでが胴だな』という区切りで判断している。
この区切りの場所が、女装のウエストを作っている。
ということで、どこをウエストとして見せるか?どう見せるのか?の考え方を整理していく。
女装のウエストは「細さ」より「見え方」で決まる
ここで一つ、誤解しやすいところを整理しておく。
お腹まわりに脂肪が多いなら、痩せること自体はちゃんと意味がある。
体が軽くなるし、服も選びやすくなる。
それは事実だが、それだけでウエストが出るかというと、話は別になる。
どこをウエストだと見ているのか
人は誰かの体を見るとき、胴の太さを一本の線として見ていない。
なんとなく『ここから上が上半身』『ここから下が腰や脚』といったように頭の中で区切っている。
その区切りが、ウエストとして認識される場所になる。
なので、痩せてお腹が薄くなっても、その区切りが変わっていなければ、見た目はあまり変わらない。
男の体は区切りが分かりにくい
僕ら男の体は、胸からお腹、腰までが一続きに見えやすい。
境目がぼんやりしているので、胴が一本の筒のように見える。
これが、ウエストが出にくい正体だ。
女装では、この胴をそのまま細くしようとするより、『ここで一度、体の印象が変わる』と思わせる『切り替え』ポイントを作るほうが効いてくる。
まずは、ウエストは数字や脂肪だけの話ではないく『見え方』ということを、頭の片隅に置いておいてほしい。
位置を動かすと、形が変わる
切り替えの位置が上に来ると、ウエストが高く見える。
下に来ると、腰が強く見える。
体そのものを大きく変えなくても、この位置が動くだけで、くびれがある体に見えてくる。
脂肪を減らすことは土台として大切。
でも最後に形を決めているのは、この切り替えの位置だ。
服・下着・姿勢・動きで切り替えは作れる
切り替えの位置を変えるとなると、特別な道具や努力が必要だと思うかもしれない。
でも、いつも身につけているものと普段の体の使い方で、だいたい決まっている。
服は「どこで終わるか」がウエストを決める
トップスの丈や形は、ウエスト位置にそのまま影響する。
胸の下あたりで、生地の印象が一度落ち着く服は、そこを上半身の終わりに見せてくれる。
逆に、お腹まで同じ調子で続く服は、胴を一本に見せやすい。
細く見せようとするより、ここで一段落ち着くそう感じさせるほうが効いてくる。
下着は締めるより、位置を教えるもの
補正下着やコルセットは、強く締めるための道具ではない。
この高さがウエストだと、体に教える役割として使う。
軽く支えるくらいでも、位置が合っていれば十分だ。
そして、ずっと着けなくても、形を思い出させる補助道具と思って使うくらいでいい。
姿勢で切り替えは崩れやすくも、出やすくもなる
立っているとき、腰が落ちて、胸が潰れると、切り替えは消えやすい。
背すじを無理に伸ばす必要はない。
胸の上だけが前に出て、お腹が自然に後ろへ引っ込む。
それだけで、上と下の境目が見えやすくなる。
この姿勢だと、お腹にちょっと力が入った感じになることがある。
でもそれは、見た目を作るために頑張っている感覚ではなく、体が勝手に今の形を崩さないようにしているだけだ。
動きはウエストの答え合わせ
歩くとき、腰だけが先に出ると、切り替えは下に流れる。
胸から動き始めると、上半身と下半身が分かれて見える。
ウエストは、止まっているときより、動いているときに正体が出る。
切り替えができているかどうかは、歩いたときに戻るかどうかで分かる。
ウエストは「慣れ」で決まる
ここで言っているのは、考え方を変えたら見た目が変わる、という話ではない。
体は、何度も同じ形を取ると、その形を基準にし始める。
これは根性論や思い込みの話ではなく、慣れだ。
毎回同じ位置を続けていると、体が覚える
服を着るとき、下着をつけるとき、立ち上がるとき。
毎回、だいたい同じ高さをウエストとすることを繰り返していると、体はそこを基準に動くようになる。
意識しなくても、そこがウエストになる。
まとめ
女装のくびれは、脂肪を削って作るものではない。
お腹まわりに脂肪が多ければ、痩せることにも意味はある。
でも、それだけでウエストが決まるわけではない。
どこをウエストとして見せるか。
胸の終わりと、腰の始まりを、どの位置で区切るか。
服、下着、姿勢、動き。
全部が、その位置を教えるためにある。
強く締めなくてもいい。
気合を入れ続けなくてもいい。
同じ位置を何度も通れば、体は覚える。
くびれは、作ろうとして作るものではなく、位置を決めて、繰り返した結果として残る。
だからまずは、細くする前に、どこをウエストにするかを決めたい。