女装をして外出している時に職質されたらって不安がないですか?
実際に女装をしていると職質されてしまうことがある。
しかし、普通に答えれればサッサと終わるし、思ったより周りに人はよってこないし、
されてしまえば、どちらかと言うとお話が楽しかったりする。
僕の職質エピソードも含め、女装と職質について紹介しておく。
目次
女装で外出って犯罪?
結論を言うと女装で外出しても犯罪ではない。
ただし、場合によっては不審がられて職質を受けることがある。
また、以下の場合は法に触れる(法に触れる可能性)がある。
女子トイレへの侵入
当然、女子トイレに入って見つかると捕まる。
性転換手術をしていたら女子トイレに入ってよいのだとか、戸籍変更をしていたら女子トイレに入ってよいのだとか。
そんな難しいことは僕には分からない。
しかし、女装しただけで女子トイレに入って良いわけがない。
温泉や銭湯の女湯の同じだ。
僕ら女装好きとしては許せないが、女子トイレや女湯に入りたいがために女装をする奴らも存在する。
いくら、人気がない場所のトイレであっても、そんな奴らと同じ行動をしてはいけない。
かといって、男子トイレに入ると男に驚かれたり嫌がられたりする。
なので、カフェとかにある男女共用のトイレを使うのが望ましい。
知らない場所では強い僕は、出張に出かける時は、強気に女装をして東京を出発するが、
新幹線の個室は男女共用なので嬉しい。
また、多目的トイレも使うことができる。
(本当に必要な人が困るかもしれないので、僕は使わないようにしている)
よく女装するエリアでは、共用トイレや多目的トイレの場所を普段からチェックしておくと、いざとなった時に助かる。
露出が激しすぎる衣装
女装以前の問題だが、出してはいけない部位を出していたら『公然わいせつ』での逮捕案件だ。
また、局部を出していなくても、太ももが見えすぎる・下着が見えるなどの、露出が高い服は軽犯罪法で捕まる可能性がある。
どこまでがセーフで、どこからがアウトなのか基準がないので、お巡りさんや周りの人の感覚になる。
露出度が高い女性が逮捕されないからと言って、同じ格好の女装をすると捕まる可能性がある。
『エロい女子』になりたくても、周りの人を不愉快にさせない露出度に留めておきたい。
やるなら、屋内で!!
女装をしていたら職質されやすい?
今の世は、『女装』イコール『変態・怪しい』という時代ではない。
そのため、女装しているからと言って100%職質されるわけではない。
実際、僕の学生時代に女装をしていると頻繁に職質を受けていたが、今では職質を受けることは断然少ない。
とはいえ、やっぱり女装をしてると怪しがられるので、普通の人よりは職質のリスクは多いのだろう。
パス度によって職質の頻度が違う
女装をしていると、職質をされる可能性は上がるだろう。
しかし、女装とバレなければ問題ない。
学生時代に僕が職質をされた理由は『時代』だけでなく、パス度だろう。昔は、どちらかと言うとキレイな顔をしていた僕だが(自画自賛)、『ザ・平成のオカマ』といった感じのメイクに、フリフリの服を着ていた。
僕自身も、男であることを隠せると思っていなかったので、それなりの振る舞いだった。
今は、昔より歳を取った女装だが、パス度は以前より高いのではと思う。
と言うと、とてつもなく難しいと思うかもしれないが、美人になる必要はない。
自然に見えるメイクをしてウィッグをして、年相応の服を着れば男か女は判断がつかない。
いや、疑われたとしても、『こいつ確実に男だ』と思われなければそれで職質を受ける頻度は変わってくる。
場所によって
僕は頻繁に女装で外出しているわけではないが、出歩くとすると基本的には新宿や渋谷などの繁華街が多い。
しかし最近、泊まりでの出張の時に都内で女装を済ませてから新幹線に乗るのがマイブームだ。
そんな中、女装を済ませて東京駅で時間があったから皇居外苑まで散歩をした。(某位置ゲーで江戸城に行くため)
その時に職質を受け、カバンの中まで調べられた。
どうやら、女装と気づいて声をかけたわけではなく、服と場所に似合わない大きなバッグを持っていたのが原因らしい。
繁華街など他の街では職質の対象にならなくても、皇居周辺など重要な場所では職質の対象者が違うのだろう。
そして、本当に治安を守らなければならない重要な場所でお巡りさんの貴重な時間を奪ってしまうのは申し訳ない。
都会より田舎
僕は、出張などで地方に行く時に女装をしたり滞在先のホテルで女装をして外出することがある。
数年前に岐阜県の某市で、公衆トイレ(もちろん男子トイレ)から出るとお巡りさんに声をかけれた。
男だと説明すると、「何故そんな格好をしているのか」「目的は何なのか」「ホモなのか」しつこく聞いてきて、真面目に受け答えをする僕に高圧的な態度。
僕は、趣味で女装をしているだけの、いわば『タダの変態』なわけだが、僕が性同一性障害だったとしたら、あの岐○南警察署の警察官は、どうするつもりだったのだろうか。
他の県でも道を聞くために自ら入った交番で持ち物を調べられたことがある。
都心より地方の方が、女装は怪しいものと認識されがちなので時間に余裕を持って行動したい。
男の姿でも職質される
女装をしていないからって油断をしていると、男の姿でも職質されることがある。
無駄に大きいバッグを持っていたり女子っぽいアイテムを持っていた場合、違和感をもたれてしまう。
僕は、靴がかさ張るので、女子のパンプスを履いてB面で歩いていたら、即職質を受けり、後述するが女子っぽいスマホ(スマホケース)を持っていて面倒に巻き込ま得れたりもしたことがある。
さらに、女装した時に使う用の財布と普段の財布の2つを持ち歩いていて身分証を出すために、財布を出すと女子財布が先に出てしまい、しまって普段用の財布を取り出したのを見られて面倒が増える。
こういう、窃盗などを疑われた場合は、さっさとウィッグなども見せて『女装が趣味』であることを理解してもらうに限る。
職質されたらこんな感じ
僕が実際に職質をされた時のことを思い出して文字にしてみた。
職質に合う前にチェックして予習をしておくと、いざの時に冷静に対応できるかもしれない。
女装中に職質をされる場合
警察:こんにちは
僕:こんにちは
どうせ女装をしていることはバレるので変に声を作らずに、
悪びれることなく普通の男の声で「こんばんは〜」堂々と男声で受け答える
警察:男性の方ですか?
僕:はい。
(嘘か真か、「女性だと思った」と言ってくれる警察官は大体感じが良い)
警察:いつも、こういう格好をしているのですか?
僕:たまにしてます
悪びれず(悪いことはしていないので当然だが)堂々と答える方がすんなり終わる(気がする)
警察:どちらへ行かれるのですか?
僕:○○です
正直に答えるに限る
たいていは、あと2,3質問があって誠実に答えればコレで終わる。
だが、持ち物を調べられることもなくはない。
警察:このバッグはあなたの?
僕:はい、僕のです
警察:危ないものは持っていないよね
僕:着替えが入ってます
警察:中を見せてもらっても良いですか?
僕:いいですよ
警察:では、ここ開いてもらっても良いですか?
警察:この袋の中は?
僕:下着類です
って、いうと袋の外から触って柔らかいことを確認して、それ以上は見られないことが多い
警察:この袋の中身は?
僕:メイク道具です
警察:中の確認をしてもいいですか?
メイク道具と言うと、何故か中身を確認されたりする。
悪いものは下着に紛らせるに限る(悪いものなんて持っていないし持つ予定もないが)
警察:この辺り、最近痴漢の被害が多いので気をつけてくださいね
最後に女性扱いをしてくれることも。
職質は誠実に答えるに限る
男の姿の時の職質
実は、女装時よりも時間を要すことが多かったりする。
つい先日、所持品検査までされてしまった時のやりとりも紹介しておく。
警察:こんにちは
僕:こんにちは
警察:どちらへ行かれるのですか?
僕:ブラブラしているだけです
警察:このバッグはお兄さんの?
僕:はい、僕のです
この時も、スーツに合わないトートバッグが原因で声をかけられた。
そして、トートバックから顔を出しているスマホの話題へ
警察:可愛いスマートホンですね?
アイフォンですか?
僕:これですか?アンドロイドです
警察:これはディズニーか何かのキャラクターですか?
僕:いや、何のキャラクターか分からないですw
スマホを見せろと言わず、自然と見せるように誘導する警察
警察:これ、バックの何は他に何が入っているんですか?
持ち物を見られたくなかったが「見せなければ終われない」と思ったら、即女装趣味のカミングアウトに限る。
僕:女装道具です。
警察:女装?お兄さんが女装ってこと?
僕:そうですよ
警察:バッグの中身を見せてもらえませんか?
僕:いいですよ
警察:これは?
僕:下着類です。
警察:見ても良い?
女装をしている時は、下着が入っている袋を見られることはなくても、
男の姿の時は躊躇せず見てくる意味が理解できないが・・・
警察:これは何処で買ったんですか?
僕:ネットで買いました。
メイク道具やウィッグも一緒に持っていれば察してくれるが、下着だけの場合など特に面倒な疑いをかけらる。
ネットのショッピングサイトの購入履歴をすぐに出せるようにしておけば話は早い。
職質されると嬉しい
女装をして職質されることは嫌なことばかりではない。
というか、職質の程よい緊張と、非現実感が僕は嫌いじゃない。
職質されると度胸がつく
女装をして歩いていると、
「まわりにどう思われているだろう」と不安になったりする。
女装がバレているのではないか、変な目で見られているのではないか・・・
いろんな不安を感じながら一人で戦っている。
そんな時、警察官が他人ばかりの都会の人混みの中で僕の相手をしてくれる。
大いなる孤独の中で、僕の相手をしてくれ、そして大体は話しているうちに僕の趣味を認めてくれる。
(心の中は分からないが、大人の対応をしてくれるので)
自分の趣味について聞いてもくれる。
知らない人ばかりの都会の中で、頼もしい味方ができた気分になれて度胸がつく。
女性警察官が多い
最近、男性警察官と女性警察官がコンビ動いていることが多い。
女装をしていると、バッグの中身は女性警察官が確認してくれることが多く、
その気遣いがなんか嬉しい。
そして、僕の趣味を興味深げに楽しんでくれる女性警察官や、逆に冷ややかな目の女性警察官。
どちらにしても僕にはご褒美だ。
男性警察官でも
「女装をすれば、もうひとりの自分を発見できる」とは、よく言われるが、
普段の僕は、どちらかと言うと生真面目で口下手なタイプだ。
しかし女装をすると、まるで生まれながらの陽キャのような振る舞いができる(ときがある)。
「お巡りさん、男前!!抱かれたい!」
とか、無駄にオカマキャラを演じちゃう僕が出現することがある。
そんな、僕自身が引くぐらい僕じゃない何かを僕の中に発見するのは楽しい。
でも、これだけは言っておく。
こんな僕に、お巡りさんの貴重な時間を奪ってしまってゴメンナサイ!!