女装ファッション攻略

男の強さを『カッコいい女子の強さ』に変えるトレンチコートの魔力

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トレンチコートはカッコイイ女装をしたい人におすすめ

僕ら女装男子の体には、どうしても男独特の強さが残ってしまう。
肩の角、胸板の厚み、骨のライン。
冬のアウターを着た瞬間に、その強さが全部表に出てしまうことが多い。

でも、トレンチコートだけは違う。
男の強さをそのまま残しつつ、方向だけを『カッコいい女子の強さ』に変えてくれる
削るのではなく、流れを変える感じだ。

ロング丈の縦ライン、布の落ち方、前を開けた時の軽さ。この3つがそろうだけで、体の強さがゴツさではなく『雰囲気の強さ』になる。

だからトレンチは、体型に自信がなくても安心して着られるアウターだ。
冬に自然に細く見せてくれるのはもちろん、「強さの方向を変えてくれる」という意味でも、女装の相性が抜群に良い。

トレンチコートは『縦の流れ』で体の強さを整えてくれる

トレンチコートが女装で扱いやすい理由は、ロング丈の縦の流れにある。
男の体は横に強さが出やすいが、トレンチはその横の情報を縦に変えてくれる。
肩や胸の強さがそのまま残っていても、縦のラインが前に出ることで『カッコいい女子の強さ』に見えていく。

ロング丈の一本線があるだけで全身がまとまる

丈が長いと、上から下まで一直線のラインができる。
この線があるだけで、肩幅の強さや胸板の厚みより縦の印象が優先される。
実際の肩幅がどうでも、見え方が落ち着くのはこの仕組みだ。

横の情報(肩・胸)が薄まって見える

男の肩や胸は横方向の情報として目に入る。
でもトレンチの縦の流れが強いと、その横の強さが自然に弱まる。
無理に隠す必要はなくて、向きが変わる感じ。

強さは残るのに『ゴツさ』ではなく『雰囲気』になる

肩や胸を完全に消すわけではないので、姿勢は凛として見える。
でも強さが『横に広がる強さ』から『縦に伸びる強さ』に変わるから、ゴツいのではなく、かっこいい女子の雰囲気にまとまる。

 

布が下に落ちるから、肩の角が出ず『強さの方向』が変わる

トレンチのもうひとつの強みは、布が下にストンと落ちることだ。
ウールや中綿みたいに肩の上で止まらず、肩の角を包んだまま下に流れてくれる。
男の肩の、横に広がる強さが、縦に流れる強さに形を変える。

肩の角に布が乗らないので、横方向の強さが薄まる

厚手のコートは布が肩の角に乗ってしまい、肩が四角く見えやすい。
トレンチは軽い布が肩に沿わずに下へ落ちるので、角がふんわり消える。
肩幅そのものが変わらなくても、「張って見えない」だけで印象は別物だ。

胸板の厚みも前に出にくい

胸板が厚い男ほど、冬アウターを着ると胸が前にドンと出て見えやすい。
トレンチの柔らかさはこの“胸の前への張り出し”を弱めてくれる。
胸が奥のほうに引っ込んだように見え、線が整っていく。

肩と胸の横の情報が、縦の動きの中に溶けていく

肩と胸は横に広がる。
でも、布の落ち感が強いと横の情報より縦の動きが先に目に入る。
横の強さが消えるのではなく、縦の流れの中に吸い込まれる。
これが『ゴツさ → かっこいい強さ』に映る理由だ。

 

前を開けると、縦の線が軽く見せてくる

トレンチコートは前を開けた瞬間に、アウターの布が左右に分かれて、中央にまっすぐ伸びる縦の明るい線ができる。
この縦の流れが男の肩や胸の横の強さを消してくれて、ゴツさではなく『カッコよく整った強さ』に見えていく。

中のインナーが縦の線になり、全体がスッと伸びる

白でも淡い色でも、インナーが中央に見えると一本の線になる。
この線があるだけで、肩の張りより縦の抜け感が前に出る。
肩幅そのものが変わらなくても細く見える。

肩から胸の張り出しが前に出ない

冬アウターは前を閉めると胸板の厚みがそのまま形になるけど、開けると布が横に張らず、胸の厚みが前に出にくい。
横の強さが縦の動きに吸い込まれていくので、自然に軽くまとまる。

歩いた時の揺れが柔らかく見せる

前を開けたトレンチは、歩くと裾がゆっくり揺れる。
この揺れが縦の動きにリズムをつけて、肩の強さを薄めてくれる。
静止している時よりも、歩いている時のほうが雰囲気が良く見えるのはそのせいだ。

ベージュのトレンチコートを前を開けて着た人物の室内自撮り。インナーが見えて縦に抜けるラインができ、肩幅が小さく見えている例。

前を開けると縦ラインが生まれ、肩や胸の幅がやわらかく見える。

前を閉めても、強さが整う

前を閉めると、普通の冬コートは胸からお腹までが一枚板みたいに固まって、男感が出てしまう。
でもトレンチは違う。閉めても縦の流れが残るうえに、ベルトで強さの方向を調整できるので、箱のようなシルエットにならない。

ベルトで中心に向かって線が寄る

ベルトを軽く締めるだけで、
肩 → ウエスト → 裾までのラインが、中心に向かって細く見える。
男の肩幅と胸板の強さはそのまま残っているのに、洗練された感じになる。

 

閉めても縦ラインの印象が残る

ボタンを閉めても、前身頃の構造が縦の流れを邪魔しない。
冬アウター特有の『重い四角さ』が出ず、前を閉めた姿でも軽さと縦感が残る。
寒い日に閉めていても、雰囲気が崩れないのはこのおかげだ。

ベージュのトレンチコートを前をしっかり閉めて着た人物の室内自撮り。ボタンを全部留めているため、肩幅と胸のラインが強調されている例。

前を閉めると肩幅と胸のラインがそのまま出て、上半身がしっかり見えやすい。

 

トレンチは強さを活かしたコーデがハマる

トレンチコートに多いベージュやアイボリーは光をよく拾うので、肩や胸の影が濃くならず、横の強さが強調されにくい。
『強さを消すのではなく、方向を変える』という意味で最適だ。

明るいインナーを合わせると縦の線が強くなる

白や薄グレーなど、明るめの色を中に入れると中央に明るい縦ラインができて細く見える。
肩の横方向の強さより、縦の抜け感が前に出るので扱いやすい。

タートルネックのカットソーなんて素敵だ。

 

 

タックワイドパンツ

ベージュのトレンチコートには白いパンツが会う。
その中でも、体の線を隠せて且つ女性らしさが出るワイドパンツを選択肢に入れたい。

細め〜ストレートのパンツが安定

逆に、黒スキニーや細めストレートなど、脚の線がすっと下に落ちる形が扱いやすい。
トレンチコートの縦ラインと重なって、全身がまとまる。

デニムでカジュアルに

カジュアルにトレンチコートを着たいのならデニムのパンツだ。
女装でデニムはお尻に自信がなければ敬遠しがちだが、コートを着るのならお尻は隠れる。

さらに、厚底のブーツなんて履いちゃうと鼻血が出るくらいカッコイイ

 

そしてデニムに合うのは白いニットだ。

ベージュのトレンチコートであれば、白いニットだけでなく、思い切って赤いニットも選んでみたい。

 

黒のニットワンピース

パンツ以外から選ぶのなら黒いニットのワンピースなんてどうだろう。
こちらも、お尻が目立つので真相なお尻であれば普段はなかなか着ることができない。
しかし、トレンチコートの下などに着るのであれば、着る勇気がでるのでコートの季節に着ておきたい。

トレンチコートは丈が長く体の大部分をカバーするので、コートの下は裸でもよい。
ロングブーツがあれば、この2つだけでコーディネートが完成する。

極端過ぎる話をしたが、コートを脱がなければ、いくらでも楽ができる。
そのあたりは↓でも紹介している。

 

保管場所について

冬物はカサが高く保管に苦労する。
一人暮らしの人や、トランクルームを借りている人には問題ないが、家族がいる人は悩みどころだ。

思い切って処分

シーズンが終わると思い切って処分という手もある。
しかし、そうなると勿体なくて安くて品質が悪いものしか買わなくなる。
トレンチコートは、安物は安物に見えてしまうので着ていても楽しくなくなってしまう。

カサが高いコートなどは保管場所に困り、僕は一季節モノは、シーズンが終わるとメルカリ出したり処分していた。

実は見つかっても問題ない

でも、現在は僕は会社のロッカーや家族も使っているクローゼットに堂々と保管している。
トレンチコートにしてもダウンコートにしても、マジマジと見られなかったらレディースとバレない。

ユニセックスのトレンチコートを選ぶと怖いものなしだ。
ユニセックスのコートを選ぶと、保管スペースも削減できる。
↓でも紹介しているので確認してみて欲しい。

びっしりとハンガーにかかっている服がある中で、1つ2つくらいレディースの服があっても(たぶん)バレないので、思い切って良いものをそろえて翌シーズンにも気に入ったコートを着ることができる。

 

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