女装で外出をしたことがない人や、慣れていない人、女装をして外出することに緊張するかもしれない。
しかし、春は女装初外出に最適な季節だ。お花見は、周りの目を気にせず自然に溶け込める絶好のチャンスだ。
今回は、都内で女装花見におすすめのスポットや女装花見で困ることなど、女装花見を安心して楽しむために準備することや心がけること、そして『女装花見あるある』ちょっとエッチなのも紹介する。(というか来年の僕のための健忘録)
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お花見が女装外出に最適な理由
初めての外出や、女装外出に慣れていなくて外に行くのが怖いなら、お花見が最適だ。
その3つの理由を紹介する。
服装の自由度が高い
花見会場では、ジーンズなどのカジュアルからおしゃれなワンピースやドレスまで、様々な服装の人がいる。
この多様性が、僕ら女装には大きなメリットになる。
ラフなデニム姿のグループもいれば、清楚な春服の女子も多く、どんなスタイルでも溶け込めみやすい。
パステルカラーやフラワープリントなどの可愛らしいファッションが好きな人でも、違和感なく溶け込むことができる。
夜の花見なら、光るアクセサリーやラメ入りメイクで華やかにしたい。
自分に合った時間帯
昼間の花見では、日光の下では写真映えも良く、ソフトな光が肌の質感良くしてくれる。
夜の花見は、少し大胆な女装に挑戦できるチャンスだ。薄暗がりを活用すればよりリラックスして楽しめる。
人の目が気にならない環境
昼間はにぎやかな雰囲気に溶け込みやすく、夜は暗さが程よいカモフラージュになる。
夜の花見では、ライトアップや夜桜に夢中で、周囲を気にせず過ごせる。
女装お花見におすすめ!都内スポット5選
女装で花見をするのなら、都内には素敵なスポットがある。その中でも、僕ら女装におすすめしたい5つのお花見スポットを、特徴や利便性に注目してご紹介する。昼と夜、それぞれの理想の花見スポットを見つけてほしい。
新宿御苑 ゆったり落ち着いた花見
新宿御苑は大都会新宿にも関わらず、園内が広く人の密度が低い(有料だからなんだけどね)ため、女装でも落ち着いて過ごせる。特にイギリス風景式庭園周辺は開放感があり、のんびりと過ごせる。
そして僕ら女装にとって嬉しいのは、清潔で広いトイレが各所にあることだ。多目的トイレもある。
園内にはベンチや休憩所が多いので、疲れた時に一休みできるのもポイントです。
注意点としては、有料(大人500円)であることと、開花シーズンの週末は予約が必要になる場合もある。平日の午前中なら、比較的空いてので、ゆっくり楽しめる。
新宿2丁目からそれほど遠くないので、そのあたりに着替え場所がある人は便利だ。
上野公園 いろんな意味で定番スポット
上野公園の最大の魅力はソロでもグループでも気軽にいけることだ。園内には広い範囲で桜が約800本の桜があるので、場所を選ばなければ、それほど混雑していない。とはいえ、週末は混雑するので平日がおすすめだ。
近くの商業施設に清潔なトイレやコインロッカーもあるので、女装の準備や荷物預けにも便利だ。
夜間はライトアップも行われ、昼とは違った雰囲気を味わえ、ハッテン的な場所もある。
上野公園には、いろんな種類の人がいるので、パス度が低い女装であっても、それほど目立たない。
代々木公園 - 多様性を受け入れてくれそう
代々木公園は、花見でなくても僕らを含め多様なジャンルの人間を受け入れてくれるような気がする。
怪しげに見える外国人や怪しげな若者も多く、女装でも自然に溶け込める。
東側の広場周辺の桜が素敵で、多くの人が花見をしている。
すぐそこが、原宿や渋谷なので、カフェやショップが多く、花見の前後に食事やショッピングを楽しめる。
隅田公園(浅草) スカイツリーと桜
浅草にある隅田公園は、スカイツリーと桜のコラボが素敵なスポットだ。特にスカイツリーを見慣れていない僕からすると、桜並木から見上げるスカイツリーは感動モノだ。
浅草なので、近くに個室があるカフェやレストランが多く、落ち着いて過ごすことができる。
また、浅草駅周辺には観光客が多いので、コインロッカーが死ぬほどあるので、荷物を預けて身軽で花見を楽しめる。
観光客が多すぎるときは、公園の少し奥まったエリアが良いスポットだ。夜はライトアップされるので、昼間とは違った雰囲気になる。
井の頭公園(吉祥寺) とにかくおすすめ
井の頭公園は、都会から少し離れた広くて自然も多い公園だ。池を中心に風景が素敵だが、その他のエリアは人が少なくて素敵だ。
井の頭公園は広いし気が生い茂って暗めの場所も多くあり、人があまりいない場所がいくつもあるので落ち着いて花見ができる。
池でボートに乗りながら桜を楽しむのも素敵だ。
夜は暗いので、井の頭公園の花見は明るい時間をオススメする。(夜は夜で楽しいが・・・)
ちなみに僕は1年に複数回、井の頭公園で花見をしていた時期がある。
吉祥寺駅周辺には、ファッションや雑貨店が多く、花見の前後のショッピングで女装アイテムを探すのも楽しい。
駅周辺には個室のあるカフェも多いので、メイク直しや衣装の調整にも便利だ。
そしてなによりも、井の頭公園はナンパされることが多い。
女装で花見の楽しみ方、準備すること
女装でのお花見だからこそ思い切れることが多い。より楽しむことができるよう、服装選びからメイク、そして現地での振る舞いなどを紹介する。
荷物は最小限に
荷物は必要最小限にしたい。荷物が多ければトイレに行く時や盗難対策が面倒くさい。
小さめのショルダーバッグに、メイク直しセットと予備のストッキング、携帯用ウエットティッシュ、財布とスマホだけを入れて他のものは、ロッカーなどに預けたい。
トイレ問題
女装をしているので、トイレは混雑する時間帯を避けるたい。公園内のトイレ配置は事前に把握しておきたい。また、公園のトイレが混んでいる場合もあるので、買い出しついでに商業施設を利用したい。そういった場所も事前にリサーチしておきたい。
(僕は迷惑になるので多目的トイレは使わないようにしているが、多目的トイレがある場所を把握していると安心だ)
事前の打ち合わせ
グループでの花見の場合、いつも以上に集合時間や合流地点を打ち合わせしておきたい。特に女装で外出に慣れていない人は、だれとも合流できない不安がいつもの100倍増加する。
寒暖差を考えてた服装対策
春先は、気温差が激しく昼間は暖かくても、日が暮れると急に冷え込んだりする。女装の場合、薄着になりがちなので体温調節できる服装やアイテムを準備しておきたい。
ストールや薄手のカーディガンは、コンパクトに折りたためるので重宝する。
ヒートテックの腹巻きをして、見えない部分で保温したり、使い捨てカイロを持っていると安心だ。
急な雨の可能性もあるので、天気予報を確認し必要そうであれば折り畳み傘を用意しておきたい。
春の装いを演出する服装
お花見の服は、季節感を表現しながらも自分らしさを引き出したい。
春らしさを演出するなら、淡いパステルカラーやフローラルプリントを取り入れたい。例えば、ピンク系のトップスに白のスカートを組み合わせれば、桜の花びらを連想させる優雅な雰囲気になる。
体型が気になるなら、ハイウエストデザインのスカートやパンツなんてどうだろうか。肩幅が気になる場合は、ストールやカーディガンを羽織ることでバランスを調整したい。
桜マジックのお陰で浮かないので、この機会にいつもより思い切ったファッションを楽しみたい。
けど、行き帰りが公共交通機関の場合は・・・そのあたりも考えた衣装にしたい。
お花見用のメイク
花見メイクは、自然光や夜の照明の下でもキレイに見える仕上がりにすることだ。
昼間の花見では、リキッドタイプのファンデーションを薄くのばし、軽くパウダーを押さえると、汗や皮脂による崩れを防げる。
春のメイクは、ピンク系のチークをやや高めにのせると若々しい印象を作り出せるので、普段はやり過ぎのような気がしてできないメイクもお花見のときには思いきってみたい。
夜の花見メイクは、昼間より少し強めに仕上げ、アイメイクはブラウン系で優しさを残しつつ、ラメ入りのアイシャドウで華やかさをプラスしたい。
周囲の目が気になった時
女装での外出が慣れていない場合、どうしても気になってしまうのが、周囲の視線だ。
でも実際には、他の花見客は、ほとんどの人は花やお酒やお喋りに夢中で、他人を観察する余裕はない。大体が思い過ごしだし、そうでなくても思い過ごしと思いたい。
一人花見の場合でも、周囲の花見客と会話ができると、強い味方になる。
多少の困ることもあるかもしれないが、それも含めて素敵な思い出になるかもしれない。
女装で花見あるある
最後に女装でお花見あるある を紹介する。
現地で思いがけない準備不足に気づくこともあるので、『あるある」も参考にしてもらいたい。
春なのに意外と寒くて近くの服やで間に合せでカーディガンを買ってしまう
二度と着ないデザインでムダな出費になる
そのあと、カイロでも良かったことに気づき後悔する
花見近くのコンビニでは売り切れていることも
メイクが花粉症のくしゃみ連発で台無し
花粉症対策とメイク崩れを隠すためマスクも準備しとけばよかった
写真を撮ってもらったら桜にピントが合っていて僕がボケている
もしくは僕しか写って無くて桜が写ってない
座っている時のスカートの扱いに悩む
「膝を揃えて、斜めに・・・」などと姿勢を変える度にスカートが乱れる
他の女装者を見つけて、その人に同志であることをアピールする
声をかける勇気はなくてアイコンタクトだけ
パステルカラーで統一したのに、黒い靴しか持ってなかった
家で着る服を選んでいるとき靴のことが頭になかった・・・
座ったらヒップパッドがずれて立ち上がれない
後ろを確認しながら、こっそり直す
風が吹くと、スカートだけでなくウィッグも抑える必要がある
片手が荷物で塞がっているとスカートを諦めるしかない
ベストショットは目を閉じている
花見あるある というより、僕あるある
自撮りをしていると隣のグループから「撮りましょうか?」と声をかけられる
「実は女装なんです...」と打ち明けるべきか悩む3秒間
なるほど!自撮りに手間取っているフリをする
声をかけたい、かけられたい場合の良い方法を思いつく。ほんと日本人は優しい
なにかを気づいちゃった子どもが怖い
その子どもが耳打ちをした母親が、僕を見る目が怖い
外国人観光客に「Beautiful」と声をかけられて照れる
英語ができない僕は満面の笑みでしかリアクションができない
帰宅後に鏡を見てメイクの崩れに驚愕
花見場所からの帰り道の全てのことを思い出して恐怖する
次回はコレを持っていこう!って思ったことを次回の花見に行ってから思い出す
次回忘れないようにメモをしよう!って思うがメモなんてしたことがない
トイレが怖くて水分摂取を控えてしまう
小便器でチ○コを確認してくる人が怖いから行きづらいのは女装あるある
実は、そういうシチュエーションを妄想して楽しみにしている
でも実際にそういう場面になると恐怖でしかない(相手によるが)
酔っ払いグループに混ざったら乳を揉まれる
女装の乳なら揉んでも良いと思ってる奴ら・・・
女装って知った後の方が本気で口説いてくる人がいる
ついていってしまいがち・・・