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チーク入門|自然に女っぽさを引き出す基本と失敗しないコツ

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チーク入門|自然に女っぽさを引き出す基本と失敗しないコツ

ここまでの入門編のメイクをしていて、「なんか上手くいっていないな」と感じてないだろうか。
ファンデやアイメイクは整っているのに、どこか物足りない。その答えはチークにある。

チークは、血色を足して健康的に見せるだけでなく、輪郭をやわらかくして女っぽさを引き出してくれる。けれど、やりすぎれば不自然になり、入れなければ顔色が沈んでしまう。そのさじ加減が難しいからこそ、「必要だけど怖い」と感じる人も多い。

ということで、チークの基本から色選び、入れ方、失敗しやすいポイントとその対策までを解説する。
実際に使ってみたい参考アイテムも紹介するから、自身に合った方法を見つける手がかりになれば幸いだ。

チークって何のために入れるの?

チークって何のために入れるの?

メイクの中でもチークはつい軽く見られがちだけど、実は顔の印象を大きく左右する重要なステップなんだ。なぜそんなに大事なのかを、いくつかのポイントに分けて説明していくよ。

血色を足して健康的に見せる

チークは、顔に赤みを足して血色よく見せる役割がある。男の顔は無表情だと青白く見えやすいけど、頬にほんのり色をのせるだけで健康的で元気そうな雰囲気になる。

女っぽさや柔らかさを出す

骨格がしっかりしている男の顔は、どうしても角ばって見えやすい。そこにチークをのせると、輪郭がやわらかく見えて女子っぽさが出る。笑ったときに頬がふんわり色づくと、一気に可愛げが増す。

顔全体のバランスを整える

メイクをしていると「なんかいまいち上手くいかない」と感じることがある。でもチークを最後に入れると、不思議と全体がまとまり自然に仕上がることが多い。まるでジグソーパズルの最後のピースのように、完成感を与えてくれるのがチークだ。

女装での必須ポイントになる

ファンデやアイメイクだけでは「化粧してる男」に見えてしまうこともある。
そこにチークをのせることで一気に自然な女子感が出る。やりすぎれば不自然、でも入れなければ血色が悪い。だからこそ女装メイクにおいてチークは避けて通れない要素になる。

 

チークの基本アイテム

チークの基本アイテム

チークとひと口に言っても、種類によって仕上がりや扱いやすさが変わる。粉状のもの、練り状のもの、リキッドタイプなどいろいろあるが、初心者にとっては「どれを選べばいいのか」がまず大きな悩みどころだ。ここでは代表的な種類と、それぞれの特徴とメリット・デメリットを紹介する。

パウダーチーク

一番スタンダードで、初心者におすすめなのがパウダーチークだ。
粉状だからブラシでふんわりのせやすく、重ね具合で発色の調整がしやすいのが魅力だ。万が一「濃く入れすぎた」と思っても、ティッシュやスポンジで軽く押さえれば色を薄くできるので安心できる。

また、サラッとした仕上がりだからテカリやすい肌にも相性が良い。プチプラからデパコスまで種類が豊富で、まずはパウダーチークから始めるのが王道ルートだ。

クリームチーク

指でトントンとのせるタイプで、ツヤ感と自然な血色を出せるのが特徴。肌に溶け込むようになじむから、ナチュラルに見せたいときにはすごく効果的だ。
しかし、初心者には少しハードルが高い。力加減を間違えるとムラになったり、濃くなりすぎて修正が難しかったりする。
コツとしては「少量を指先に取り、笑ったときの頬の高い位置に点で置き、そこから広げる」こと。慣れてきたらぜひ挑戦したいタイプだ。

リキッドチーク

最近増えてきているのがリキッドタイプ。
リップグロスのようなチューブやボトルに入っていて、頬にのせるとしっとりツヤ感が出る。持ちが良いのもメリットで、夜までしっかり色をキープしたいときに強い味方になる。
しかし、発色が強いものが多いので、初心者がいきなり使うと「つけすぎ注意」になりやすい。まずはパウダーやクリームに慣れてからステップアップするのが無難だ。

ブラシや道具の重要性

チークそのものと同じくらい大切なのが道具だ。付属の小さいブラシは持ち運びには便利だが、面積が狭いから色が線っぽく入ってしまうことがある。初心者はできれば大きめのフェイスブラシをひとつ用意しておきたい。柔らかい毛先でふんわり入れると、自然に仕上がる。

といっても、最初から高いブラシを買う必要はない。チークブラシは100均でも手に入るし、それで十分試せる。
まぁサイズが大きめだから、もしなければ指や付属ブラシでやっても問題ない。初心者のうちは「最低限の道具でやってみて、必要だと思ったら買い足す」くらいでOKだ。慣れてきて「もっときれいに仕上げたい」と思ったときに揃えればいい。

 

色選びのコツ

色選びのコツ

チークの色は思った以上に種類がある。ピンク、コーラル、ローズ、オレンジ、ベージュ系…と並んでいると「どれを選べばいいの?」と迷ってしまう。でも初心者が全部を把握する必要はない。まずは肌なじみが良くて失敗しにくい色をひとつ決めてしまえば十分だ。

ピンク系

女子っぽさを一気に引き出す王道カラー。かわいらしく仕上げたいときに便利。ただし色白以外の肌だと浮きやすいので、最初は少量から試したい。

コーラル系

オレンジとピンクの中間色で、肌なじみが抜群。どんな肌色でも自然に見えやすいから、初心者の最初の一色としておすすめ。僕が勧めるのもこのコーラル系だ。

ローズ系

少し大人っぽく、色気を感じさせるカラー。落ち着いた雰囲気を出したいときや夜の外出に向いている。

肌色と相性のある色

  • 色白 → ピンクやローズで華やかになる
  • 標準〜健康的な肌色 → コーラルやオレンジ系で自然になる
  • 小麦肌や日焼け肌 → 深めのローズやテラコッタ系がなじむ

初心者はどう選ぶ?

店頭で見比べても分からなくて当たり前。そんなときは「コーラル系」をひとつ買っておけばOKだ。
どんなシーンでも使いやすく、失敗が少ない。

それに、最初から何色も揃える必要はない。チークは少量で長持ちするから、「まず1色 → 使いながら自分に合う色を知る」という流れで十分。無理に冒険せず、気楽に試していくのが一番だ。

入れ方の基本

入れ方の基本

チークをのせる位置や入れ方で、仕上がりの雰囲気はガラッと変わる。ほんの数ミリの違いでも印象が変わるから、基本を知っておくだけで仕上がりがぐっと自然になる。

どこに入れるか

目安は「にっ」と笑ったときに頬がふくらむ一番高い部分。そこを中心にして色をのせると血色が自然に見える。

  • かわいらしい印象を出したいときは、頬の中央に丸く
  • 大人っぽさやシャープさを出したいときは、頬骨に沿って斜めに

位置を高くしすぎると浮いて見え、低すぎると顔全体が下がって見えるので注意だ。

のせ方のコツ

ブラシで取ったチークは、そのまま顔にのせないこと。
いったん手の甲やティッシュで余分な粉を落としてから、少しずつ重ねる。色は足すことはできても引くのは難しいから、薄めから始めて調整するのが安心だ。

境界をなじませる

色をのせたあとに、何もついていないブラシやスポンジで軽く外側にぼかすと境界が自然になじむ。
これを忘れると「塗ってます感」が出やすい。最後に鏡を少し離して顔全体を見て、左右のバランスを確認すると仕上がりが安定する。

入れる順番

パウダータイプなら、ベースメイクを仕上げてフェイスパウダーを軽くのせた後にチークを入れる。粉の上に粉を重ねることでヨレにくくなる。
クリームやリキッドの場合は、ファンデーションの後に仕込んで、その上からパウダーを重ねると自然に密着する。

チークで失敗しないためのコツ

チークはシンプルに見えるけど、意外と失敗しやすいパートでもある。色や位置が少しズレるだけで「わざとらしい」「不健康に見える」といった印象になってしまう。ここではありがちな失敗と、その解決策をまとめておく。

色が濃すぎる

一番多いのが、ブラシにたっぷり色を取ってそのまま頬にのせてしまうパターン。結果、鏡を見たら酔っ払い状態になってしまう。

→ブラシに取ったら必ず手の甲やティッシュで余分を落とす。最初は薄めから始めて、足りなければ少しずつ重ねる。

位置がズレている

高すぎる位置に入れると浮いた印象、低すぎる位置に入れると老けて見える。左右の高さが違うとアンバランスにもなる。

→ にっこり笑ったときに頬が一番高くなる位置を基準に。鏡を少し離して顔全体を確認すると左右のズレも気づきやすい。

境界がくっきり

境目がハッキリ残っていると、どうしても「塗りました」感が出てしまう。

→チークをのせたあとに、何もついていないブラシやスポンジで外側へぼかす。肌と自然につながるように意識するだけで仕上がりが違う。

色が肌に合っていない

鮮やかなピンクやローズをそのままのせると、肌色によっては浮いてしまうことがある。

→ 迷ったらコーラル系を選ぶ。ほとんどの肌に自然になじみやすい。肌が色白ならピンク寄り、日焼け肌なら深めのローズやテラコッタ系を意識すると失敗が減る。

ありがちな体験談

  • 家の鏡では自然に見えたのに、駅のトイレの明るい照明で見たら濃すぎてびっくりした
  • 写真を撮ったら片方だけ位置が高く、アンバランスに見えてしまった

こんな失敗も、量を控えめにして外の明るい光で確認する習慣をつければ防げる。

女装でのポイント

女装でのポイント

チークは女装メイクにおいてとくに重要なアイテムだ。ファンデーションやアイメイクだけだと「化粧をした男」という印象が残りやすい。でも頬にふんわりチークをのせるだけで、血色と柔らかさが加わって一気に自然な女子感が生まれる。

顔の輪郭を和らげる

男の顔はどうしても骨格がしっかりしている分、角ばって見えやすい。そこにチークを横長にふんわりとのせると、顔の幅がやわらかく見え、ゴツさが目立ちにくくなる。頬の両サイドからこめかみ方向へ、ほんのり広げるくらいがちょうどいい。

あえて丸く入れるテクニック

童顔寄りだったり、可愛らしさを出したいときは、逆に頬の中央に丸く入れるのもアリ。笑ったときに頬がポッと色づいたように見えるから、あざと可愛い雰囲気を作れる。普段は横長、ちょっと遊びたい日は丸く、と使い分けるのも面白い。

濃さのさじ加減

女装で一番避けたいのは「やりすぎて舞台メイクみたいになる」こと。
とくに室内の暗い照明だと自然に見えても、外の明るい光では濃すぎるとバレやすい。外出前に自然光でチェックするだけで印象はかなり変わる。

全体のバランスとの関係

チークは単独ではなく、リップやアイメイクとのバランスで決まる。目元を濃くしたときはチークを控えめに、リップを淡い色にしたときはチークを少し強めに…という風に調整すると「全部が濃い」印象にならない。

チークを選ぶときの参考アイテム

具体的なおすすめチーク

チークは本当に種類が多くて、どれがいいか迷う人も多いと思う。ここで紹介するのは、僕自身が扱いやすいと感じた2つだけど、あくまで参考のひとつ。
ドラッグストアやコスメ売り場には他にもいいものがたくさん並んでいるから、実際に見たり調べたりして、自分に合う色や質感を探してみてほしい。

キャンメイク グロウフルールチークス

見た目もかわいいフラワーデザインで、手に取ったときの気分が上がる。仕上がりはふんわりとした血色感で、薄づきだから調整がしやすい。コーラルやピンクなど色展開が豊富で、肌に合わせて選びやすい。


ケイト スリムクリエイトチークス

チークカラーとハイライトがセットになっていて、頬に立体感をプラスできる。コーラル寄りの色味が多く、自然に仕上がるから使いやすい。サッと重ねるだけでツヤ感が出て雰囲気を変えられるのも便利だ。


チークは少しの色味で印象が大きく変わるから上記にこだわる必要はなく、実際にテスターで試したり、口コミを調べたりして、自分の顔に合うものを見つけるのが一番だと思う。

まとめ

チークはほんの少しで顔の印象を大きく変える力がある。やりすぎればバレやすいけれど、入れなければ血色がなく沈んで見える。その中間の「ちょうどいい」を見つけることが大事だ。

メイクの途中で「なんか上手くいかないな」と感じていても、最後にチークをふんわりのせただけで表情が柔らかくなり、全体がまとまって見えることはよくある。まさに仕上げのピースとして欠かせない存在だ。

ここで紹介したアイテムは一例にすぎない。お店に行けば他にも良いチークはたくさん並んでいるし、調べていけば自分の肌や雰囲気に合ったものが必ず見つかる。大切なのは「まずひとつ試してみること」。使っていくうちに、自分に似合う色や入れ方が自然と分かってくる。

チークは特別なテクニックがなくても楽しめるアイテムだし、メイクを女っぽく仕上げてくれる心強い味方。気負わず軽い気持ちで取り入れてみれば、その変化にきっと驚くはずだ。

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