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リップが濃くなった・浮いたときの直し方|失敗を広げないコツ

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女装男子がリップメイクを直している様子。濃くなりすぎたリップをティッシュで調整し、全部落とさず自然な色味に戻す過程を表現したイラスト

リップを塗ったあと、

  • なんか濃い
  • 浮いている気がする
  • やりすぎたかもしれない

そう感じる瞬間は、誰にでもある。

でも、その時点でメイクが失敗したわけではない。
たいていは、少し触れば戻せる。

リップは、メイクの中でも独立した存在だ。
目や眉と違って、部分的に直しやすいし、最悪でも唇だけ最初からやり直せば済む。
なので、慣れるまでは一番触りやすいメイクだ。

それでも、いざ違和感に気づくと、
どう直せばいいか分からず、全部落とすしかない、もう今日は無理だ、
と考えてしまうことともったいない。

ということで、
リップが濃くなったとき、浮いて見えたときに、
どこをどう触れば戻せるのかを整理する。
知っていれば、外出先でも対応できる方。

こうした直し方を一度理解しておくと、リップだけでなく他のメイクを少し修正するときにも、落ち着いて考えられるようになる。

完璧に仕上げることにこだわる必要はない。
うまくいかなかった部分を、少し触って落ち着かせる。
それができるだけで、メイクはずっと気楽になる。

 

まず知っておきたい考え方

リップが濃くなったり、浮いて見えたりしたときに最初にやること(?)は、すぐに直そうとしないことだ。

多くの場合、失敗したように感じる原因は一つではない。

  • 色が強すぎるのか
  • 質感が前に出ているのか
  • 輪郭がくっきりしすぎているのか

状態によって、触る場所もやり方も変わる。

濃いと浮くは、別の状態

濃いと感じるのは、色そのものが強い状態だ。
一方で、浮いて見えるときは、色はそこまで濃くなくても、ツヤや輪郭が目立っているだけのことが多い。

この二つを同じ失敗だと思ってしまうと、全部落とすしかない、という判断になりやすい。
まずは、どちらに近いかを切り分ける。

全部落とす前に、触る場所を決める

リップは、顔全体に影響するメイクではない。
唇の一部を触るだけで、印象が大きく変わる。

中央だけ色を弱める。
輪郭だけぼかす。
ツヤだけ抑える。

こうした小さな調整を知っていれば、全部をやり直す必要はなくなる。

直すというより、落ち着かせる

ここでやるのは、完璧に作り直すことではない。
目立ちすぎている部分を少し引いて、全体を落ち着かせるだけでいい。

この考え方を持っていると、外出先で鏡を見たときも慌てずに対処できるようになる。

 

色が濃くなりすぎたときの戻し方

リップが濃いと感じるときは、色そのものが前に出すぎている状態だ。
まずは、色の量を一段落とすことを考える。

ここで大事なのは、落とすのではなく、弱めるという感覚だ。

ティッシュで軽く押さえる

一番簡単で効果が出やすいのが、ティッシュを使う方法だ。
唇をこすらず、そっと押さえるだけ。

これだけで、
表面につきすぎた色が取れ、見た目はかなり落ち着く。

力を入れすぎると必要な色まで取れてしまうので、一回ずつ様子を見ながら行う。

中央だけ色を落とす

全体が濃いと感じても、
実際には中央が強すぎるだけのことが多い。

唇の真ん中あたりを、指やティッシュで軽く触って色を弱めると、輪郭が自然に残り、印象が和らぐ。

全部を均一に落とそうとしないのがコツだ。

指で境目をぼかす

色が濃いときは、輪郭がはっきりしすぎていることも多い。

唇の端だけを、指でトントンと触ってぼかすと、色の主張が一段落ちる。

塗り足す必要はない。
全部を直そうとすると、逆にやりすぎになりやすい。
強く見えるところだけを少し落ち着かせれば、それで十分だ。

それでも強いと感じたら

一度で戻そうとしなくていい。
ティッシュで押さえる → 少し様子を見る
まずは、この繰り返しを試したい。

急いで全部落とすより、一段ずつ弱めたほうが結果的に自然な仕上がりになる。

 

浮いて見えるときの戻し方

色はそこまで濃くないのに、なんとなく口元だけ目立って見える。
そんなときは、色ではなく見え方の問題が起きている。

浮いて見える原因は、

  • ツヤが強すぎる
  • 輪郭がはっきりしすぎている

このどちらかであることが多い。

まずはツヤを落ち着かせる

ツヤが強いと、唇が光を拾って目立ちやすくなる。
その結果、色以上に口元が強調される。

ティッシュで軽く押さえるだけで、表面のツヤはかなり抑えられる。
こすらず、そっと触れるくらいで十分。

これだけで、浮いている感じが一気に減る。

輪郭だけをぼかす

浮いて見えるときは、唇の形がはっきり出すぎている場合もある。
唇の端を、指でトントンと軽く触って境目をぼかす。

全体を触る必要はない。
輪郭の主張が弱まるだけで、口元はかなり自然に見える。

色はそのままでいいことが多い

浮いていると感じたとき、色を落とそうとしがちだが、実際には色は問題ないこともある。

ツヤや輪郭を少し抑えるだけで、見え方は十分に落ち着く。
色を触らずに済めば、仕上がりも崩れにくい。

浮きは「目立ちすぎ」を弱めるだけでいい

浮いて見える=失敗ではない。
目立ちすぎている部分があるだけだ。

そこを少し引いてみる。
その感覚を持っていれば、慌てずに対応できる。

 

外出先でできる最低限の直し

家にいれば、落として塗り直す選択もできる。
でも外出先では、

  • 道具がない
  • 時間がない
  • 鏡をじっくり見られない

そんな状況のほうが多い。

だからここでは、それだけやれば形になるという最低限だけに絞る。

ティッシュ1枚でできること

外で一番使えるのは、ティッシュだ。
ティッシュが一枚あれば、ほとんどの直しは対応できる。

  • 軽く押さえて色を弱める
  • ツヤを落ち着かせる
  • 中央だけ触って主張を減らす

こすらず、押さえる。
この一つだけ覚えておけばいい。

鏡は全体を見ない

外出先で鏡を見ると、どうしても顔全体が気になってしまう。

でも、直すのはリップだけだ。
口元だけを見る。
他は見ない。

全体を見始めると、余計なところまで触りたくなってしまう。
リップは独立して直せる、という前提を忘れない。

一度で直そうとしない

外では、完璧を目指さない。
一回触って、少し落ち着いたらそれで十分だ。

足りないと感じたら、もう一度だけ軽く押さす。
それ以上はやらない。

外出先の直しは、悪化させないことが一番大事だ。

戻せたら、それで成功

外でリップを直す目的は、きれいに仕上げ直すことではない。

目立ちすぎていた状態を、人前で気にならないところまで戻す。
それができたら成功だ。

この感覚で修正することを意識すると、外出先でもリップは怖くなくなる。

 

やってはいけない直し方

リップを直そうとして、逆に状態を悪くしてしまうことがある。
それは技術がないからではなく、やり方を知らないだけだ。

ここでは、ついやってしまいがちな直し方を先に挙げておく。

何度も塗り足してしまう

濃い、浮いていると感じると、つい色を足してバランスを取ろうとしてしまう。

でも、これは逆効果だ。
重ねるほど、色も質感も強くなり、さらに直しにくくなる。

直すときは、足すのではなく、弱める方向で考える。

こすって一気に落とそうとする

ティッシュや指で強くこすると、リップだけでなく周りのベースメイクまで崩れやすい。

その結果、唇の周りだけ色が抜けたり、余計に目立つ状態になることがある。

直すときは、こすらず、押さえる。
この違いは大きい。

全部落とすしかないと思い込む

うまくいかなかったと感じた瞬間に「もう今日は無理だ」と判断してしまうのはもったいない。

たいていは、直すべきなのは一部だけだ。
全部をやり直さなくても、見た目は十分に戻せる。

鏡を見すぎて触りすぎる

鏡をじっと見ていると、小さな違和感が気になり始める。

気づいたから何度も触って、最初より状態が分からなくなっていることは多々ある。

直す回数は少ないほどいい。
一度触ったら、少し離れて見る。
それくらいでちょうどいい。

 

失敗しても、終わりではない

リップがうまくいかなかったと感じる瞬間は、誰にでもある。
慣れている人でも、普通に起きる。

大事なのは、その時にどうするかだ。

濃くなったら弱める。
浮いたら目立つ部分だけ落ち着かせる。
それだけで、見た目はちゃんと戻る。

戻せた経験が、次の自信になる

一度でも「あ、直せた」という経験があると、リップを塗ること自体が怖くなくなる。

完璧にできたかどうかより、自分で戻せたかどうかのほうが大事だ。
その積み重ねで、少しずつ慣れていく。

この考え方は、他のメイクにも使える

リップは独立していて、直しやすい。
でも、

  • どこが強いのか
  • どこを触れば落ち着くのか

を考えるやり方は、他のメイクでも同じだ。

慌てずに切り分ける。
目立つところだけを少し引く。
この感覚を覚えると、他のメイクでも修正ができるようになる。

うまくいかない日は、それでもいい

どうしても気になる日もある。
そのときは、落としてやり直してもいいし、今日はここまでと決めてもいい。

リップは、挑戦しても戻せるメイクだ。
そう分かっているだけで、次に塗るときの気持ちは軽くなる。

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