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アイメイクが濃くなりすぎた時の戻し方|落とさず直す、失敗した瞬間の対処法

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アイメイクがを失敗してリカバリしている女装男子のイラスト

アイメイクが濃くなりすぎた瞬間、やり直すしかない気がして手が止まる。
でも、落とす必要はない。ティッシュや綿棒、指を使えば、今の状態から戻せる。

僕も何度も失敗してきた。アイメイクは必ず一度は濃くなる。
でも失敗そのものはリカバリできる。
問題は、慌てて間違った直し方をしてしまうことだ。
こすりすぎたり、水を使ったりすると、戻せたはずのメイクが本当に終わる。
ということで、やってはいけないことを避けながら、今の状態から戻すための方法を整理しておく。

濃くなった=全部失敗ではない

アイメイクが濃くなったと感じた時、ほとんどの場合は色そのものが問題ではない。
上に広がりすぎたか、残す位置を間違えただけだ。
つまり、削れば戻る状態にある。

この段階で全部落とす必要はない。
むしろ触りすぎる方が、取り返しがつかなくなる。
今の見た目を保ったまま、余分な部分だけを減らせばいい。

 

ティッシュで戻す|一番安全で失敗しにくい方法

濃くなりすぎた時、最初に使うのはティッシュだ。
余分な色だけを取れて、取りすぎにくい。
触りすぎて失敗を広げる心配が少ない。初心者が最初に戻すなら、この方法が一番いい。

なぜティッシュなのか

ティッシュは、粉だけを吸ってくれる。
肌に密着した色まで一気に取らない。

綿棒や指は、力が一点に集まりやすいが、ティッシュは指全体で触れるため、色が消えにくい。
戻しすぎないことが、この段階では一番大事だ。

ティッシュの使い方

ティッシュを一枚取り、折らずに人差し指に軽くかぶせる。
そのまま、色が広がりすぎた部分にそっと触れて離す。
押さえ込まない。こすらない。触れて、離す。 それだけでいい。

力を入れる必要はない。ティッシュが当たったか分からないくらいでちょうどいい。

どこを触るか

狙うのは、まぶたの上の方だ。
色が予定より上に出てしまった部分だけを触る。

目のきわや、残したい色には触らない。上から削る感覚で、余分な範囲だけを減らす。

直しきろうとしない

一度で薄くしようとしない。
少し触って、鏡を見る。それを何回か繰り返す。

ティッシュは完成させる道具ではない。
「戻せる状態」に戻すための道具だ。

 

綿棒で戻す|線や境目が気になる時

ティッシュで戻したあと、色は落ち着いたのに、どこか不自然に見えることがある。
濃さではなく、線や角が原因で目だけが浮いている状態だ。
そういう時に活躍してくれるのが綿棒だ。

綿棒を使う場面

綿棒は、広がりすぎた色を削る道具ではない。
境目がはっきりしすぎている時や、目尻の先が強く出てしまった時に使う。

ティッシュで全体を落ち着かせたあと、
「ここだけ気になる」という場所が残った時が出番だ。

綿棒の使い方

使うのは、何もついていない綿棒で、先端を立てて線をなぞるのではなく寝かせて使う。

境目に軽く触れて、少し動かす。
色を引きずるのではなく、線を崩す感覚になる。
力を入れる必要はなく、触ったか分からないくらいでちょうどいい。

触る場所と触らない場所

触るのは、色と肌の境目だけだ。
二重の線の上でくっきりしてしまった部分や、目尻の角が立っているところを、少しだけ丸くする。

色の中心や、目のきわには触らない。
そこを触ると、直すつもりが一気に崩れる。

やりすぎを防ぐコツ

一度触ったら、必ず鏡を見る。
少し変わったと感じたら、そこで止める。

綿棒は完成させるためのではなく、硬さを消して自然に戻すために使いたい。

 

指で戻す|最後のなじませ

ティッシュと綿棒で戻しても、まだ違和感が残ることがある。
濃さや線ではないけれど、どこか硬い。そういう時に使うのが指だ。
指で色を取るのではなく、肌になじませる。

指を使う場面

指を使うのは、直すというより整える段階だ。

濃すぎるわけではない。線も目立たない。
でも、近くで見ると少し浮いている。
その状態で指を使う。

使う指と動かし方

使うのは薬指だ。
力が入りにくく、触りすぎを防げる。

こすらない。
押さえ込まない。
色の上に、軽く触れて離す。

体温で、粉が少しだけ動く。それで十分だ。

どこに触れるか

触るのは、色がのっている部分の外側や、境目のあたり。

色の中心を動かす必要はない。
目のきわにも触らない。

「少しだけ空気を抜く」くらいの感覚でいい。

指で直そうとしない

指は万能ではない。
濃すぎる状態を、指だけで直そうとすると失敗する。

削るのはティッシュ。
整えるのは綿棒。
なじませるのが指。

この順番を崩さない。

ここで止める判断

指で触って、違和感が一段落ちたと感じたら、それで終わりにしたい。
それ以上触ると、直せたはずのメイクが崩れる。

 

やってはいけない戻し方

アイメイクが濃くなった時、一番やってしまいがちなのが、慌てて強い手段を使うことだ。
ここで間違えると、戻せたはずの状態が一気に崩れる。失敗そのものより、リカバリの失敗のほうが致命的になる。

クレンジングを使う

綿棒にクレンジングを少し含ませて、そこだけ取ろうとしたくなる。その気持ちは分かる。
でも、だいたい上手くいかない。

クレンジングは想像以上に落ちる力が強く、狙った部分の周りまで一緒に落ちる。
結果として境目がガタつき、左右差が出て、イチからやり直すしかなくなる。

どうしても何かを含ませたいなら、クレンジングではなく乳液にする。
綿棒の先が湿る程度だと色が取れすぎず、肌への負担も少ない。
使うのは、本当に最後の手段で、境目を少しだけ整えたい時に限る。

水をつける・濡らす

水を使うと、粉がにじんで広がる。
薄くなるどころか、ムラになって汚く見えることになる。
そして一度にじんだ色は、ほぼ戻せない。

ウェットティッシュで拭く

ウェットティッシュは便利そうに見えるが、摩擦が強く、色を一気に動かす。
直すつもりが、目立たせる結果になる。

こすりすぎる

何度も同じ場所を触ると、色が消える前に形が崩れる。
削りたいのは範囲なのに、中心まで薄くなり、バランスが取れなくなる。

焦って全部触る

一か所が気になると、全体を触りたくなる。でも、触った場所は必ず変わる。直す必要のない部分まで動かすと、戻れる場所がなくなる。

 

それでもダメな時の判断

ここまで戻しても、どうしても違和感が消えないことはある。
削って、ぼかして、なじませても、目だけが浮いて見える。その場合、これ以上触らないほうがいい場面もある。

直せる状態か、直せない状態か

まだ直せるのは、濃いと感じる原因がはっきりしている時だ。
上に広がりすぎている、目尻が長い、線が硬い。
理由が分かるなら、触る余地は残っている。

逆に、どこが悪いのか分からなくなった時は危険だ。
全部が気になり始めたら、触れば触るほど崩れる。
そうなったら・・・諦めるしかない。

外に出られるかの基準

完璧かどうかで判断しない。
鏡に近づいて粗を探さない。

一歩引いた距離で見て、目だけが飛び出していなければ十分だ。外では、そこまで細かく見られない。

やり直すか、やめるか

どうしても納得できない時は、部分直しを続けない。
潔く落として、イチから再スタート。その判断も失敗ではない。

戻せなかった経験は、次に濃くなりにくくする材料になる。
どこでやりすぎたかは、必ず体に残る。

 

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