
眉は顔の見え方をかなり左右する。 目元を整えても、眉がそのままだと男っぽさが残りやすい。
眉メイクでは形を変えたくなるが、先に見たほうがいいのは黒さや濃さだ。 男の眉は毛量が多く、眉頭も詰まって見えやすい。 そのまま描き足すと、眉だけ目立つことがある。
このページでは、女装で眉を自然に見せるために、道具、描き方、色の基本をまとめる。
女装の眉メイクは、まず密度を落とすところから
女装の眉メイクというと、形を変えることに気を取られる。
でも、その前に気にすることは、細さより毛の多さだ。
男の眉は、一本ずつというより塊で見えやすい。 この塊感があると形を整えても眉だけ男っぽい。
まずは、形より毛の多さ
初めて眉を女子にしようと思うと、何をすればいいのか分かりにくい。
なので、細くする、角度を変える、きれいに描く、を始めてしまう。
だけど、眉に毛がどれだけ詰まっているか見る必要がある。
街で女子の眉と男の眉を見比べると分かるのが、男の眉は全体の毛量が多く、一本の線というより、黒い帯のように見える。( もちろん人によるが)
特に眉頭から中央にかけて毛が集まっていると、濃く見えやすい。
このまま描き足すと、形を整えるつもりが、眉の存在感が増えて違和感だらけになる。
なので、最初にやることは、理想の形を決めることより、自分の眉毛のどこに男要素があるか、を認識することだ。
細くしすぎると不自然
毛が多いなら、とりあえず細くすればいいと思いやすい。
でも細さだけで整えようとすると、 眉の幅だけ減って、顔の上だけ頼りなく見えたり、作った感じが出る。
それより、太さは少し残しながら、毛の多さを軽く見せたほうが自然だ。
女装の眉メイクは、まずはペンシルとパウダー
眉メイクの道具はいろいろあるが、最初から全部を揃える必要はない。
まずあればいいのは、ペンシルとパウダーだ。
この2つがあれば、足りない場所を足して、全体の濃さを寄せるところまではできる。
パウダーで全体の濃さを寄せる
パウダーは、眉の中の濃淡をやわらかくできる。
眉の線を描くのではなく、隙間や薄い場所に色をのせて、全体をなじませるように使う。
僕ら男の眉は、全部を描かなくても、薄いところや切れて見えるところを少し埋めるだけで形がつながって見える。
輪郭を作るより、まずはパウダーで全体を見ながら寄せたほうが不自然にならない。
男の眉は毛が多いが、均一に生えているわけではない。
中央は濃いくても、眉尻が薄かったりする。
こういう差を埋めるように、パウダーで全体をそろえるだけでもかなり変わる。
ペンシルで、足りない線を整える
パウダーのところでも書いたが、男の眉は毛が多くても、形まできれいにそろっているとは限らない。
濃くても眉尻が弱かったり眉尻が途中でぼやけていたり、形が少し足りないことがある。
ペンシルは、それを整えるのに向いている。
本来、毛の量が多いはずの男が、さらに毛を足すことで女子っぽく見えるのは、眉が整うからだ。
街で女子の眉を見ていると、毛の量そのものより、眉尻まで流れがあることと、眉尻が整っている。
逆に男の眉は、毛量はあっても、そこで切れたり、角度が強かったりして、形が荒い。
なので、やるべきことは毛を少なくすることではなく、足りない部分に足して形を整えることが必要だ。
ただ、広い範囲をペンシルで埋めると、しっかりしすぎた眉になる。
男は毛が多いので、その上から線を重ねると濃さが出やすい。
ペンシルは、眉全体を描くのではなく、パウダーのあとで足りないところだけ、付け足す使い方をする。
黒さをやわらげたいときに眉マスカラ
ペンシルとパウダーがあれば、眉メイクはできるが、形を整えても男っぽさが残ることがある。
その原因になりやすいのが、眉毛の黒さだ。
男の眉は毛量が多いので黒さも目立って見える。
その上に描き足すだけだと、形は整っても眉全体が重く見えることがある。
眉マスカラは、眉毛の色を少しやわらげるためのものだ。
描き足すのではなく、地眉の黒さを弱めてなじませてくれる。
特に明るい色のウィッグをかぶると、眉の黒さに違和感がでることがある。
そういうときは、眉マスカラを試してみるとよい。
眉メイクは順番で変わる
道具だけではなく、順番でも出来上りが変わる。
特に、毛が多い男は、描く順を間違えると濃く見えやすい。
最初から形を決めて描くより、先に全体の濃さをそろえてから、足りない部分だけ足すほうが上手くいく。
先に毛流れを整える
描く前に、まずブラシで毛流れを整える。
これをやるだけで、どこが濃いのか、どこが薄いのかが見えやすくなる。
毛がばらついたままだと、本当は足さなくていい場所まで濃く見えやすい。(特に眉頭)
パウダーで全体を見ながら整える
まず、最初に使うのはパウダーだ。
線を描くのではなく、薄いところや切れて見えるところを少し埋めて、全体の濃さを揃える。
いきなり形を完成させようとしないで、眉全体が途切れないようにすれば全然変わる。

眉パウダーは、薄いところや切れて見えるところを少し埋める。全体の濃さを揃えるだけで雰囲気が変わる
ペンシルは足りないところだけ
ペンシルは便利だが、広く使うと眉の輪郭がはっきり出すぎてしまう。
なので、先に使うのではなく、最後に少しだけ使うほうが失敗しない。
全部を描くのではなく、使う場所は、眉尻が弱いところや、線が少し足りないところだけ。

毛量があっても、眉尻まで流れを出すと、眉の形が整って見える
黒さが気になるなら眉マスカラを足す
形を少し整えても、眉の黒さが気になる場合は眉マスカラを使いたい。
眉マスカラを使うと、地眉の黒さがやわらぐ。
ただ、これも付けすぎると毛が束になって重く見える。
軽く通して、黒さを少し弱めるくらいで十分だ。
つけすぎると毛が束になりやすいので、薄くなぞる感じで黒さをわらげる程度で十分だ。
眉頭から作りすぎない
失敗しやすいのは、最初に眉頭を触りすぎることだ。(眉メイクをしていたら、眉頭って気になるよね)
眉頭は顔の中心に近いので、ここが濃いとそれだけで眉全体のバランスが崩れる。
先に眉頭を完成させるのではなく、全体を見ながら必要なら少し足すだけでいい。
特に慣れないうちは、眉頭は薄く保つ気持ちでいる方がいい。

眉頭は少し曖昧なくらい、ぼかして残すほうが自然に見える
最初の正解は、女子っぽさより違和感の少なさ
最初から理想の女子眉を目指すと、たいていどこかで濃くなる。
でも実際に外で自然に見えるのは、女子っぽさを盛った眉より、違和感の少ない眉だったりする。
家で見て少し物足りないくらいの眉のほうが、外ではちょうどいい。
眉の色が浮かないことを優先する
眉の色は、髪色に合わせるのが基本だ。
でも女装では、それだと少し足りないことがある。
大事なのは、髪と同じ色にするのではなく、眉だけ黒く浮いて見えないことだ。
毛量が多い男の眉は、髪色に近くても、眉だけ黒く見えたり重く見えやすい。
なので、眉の色を髪色にぴったり合わせるのではなく、黒さをどこまで弱めるかだ。
完全に同じ色を目指さなくても、眉だけ浮かなければ全体はかなり自然に見える。

ウィッグが明るく、眉が黒いと眉が浮く。眉の黒さを少しやわらげるとバランスがとれる
黒髪でも真っ黒の眉が自然とは限らない
黒髪のウィッグなら、眉も黒でいいと思いやすい。
でも実際は、髪の黒と眉の黒は同じようには見えない。
眉は顔の中で塊として見えるので、同じ黒でも眉のほうが濃く感じやすい。
黒髪のときでも、グレーやダークブラウンくらいまで少し弱めたほうが、目元や肌になじみやすい。
明るめのウィッグなら、地眉の黒さはかなり目立つ
ブラウン系や明るめの色になると、もっと差がでる。
前髪の隙間から見えた眉だけ黒く見えると、そこに視線が止まる。
だからといって、完全に一致させると、無理が出ることもある。(上手く表現できないが日本人として不自然になる)
でも、少し茶色や灰色を入れて少し寄せるだけで十分変わる。
まとめ
女装の眉メイクは、形を大きく変えることを意識するより、毛の多さと黒さをどう見せるかがカギとなる。
最初から細く作ろうとすると不自然になりやすいが、密度を少し落として、全体の濃さをそろえるだけでも男要素が抜ける。
道具も最初から増やしすぎなくていい。
パウダーで全体を見ながら整えて、足りないところだけペンシルで足す。
とりあえず、この2つがあればOKだ。
黒さが気になるなり、必要と思えば眉マスカラを使う。
色も、髪色にぴったり合わせることより、眉だけ黒く浮かないようにしたい。
特に僕らの眉は地の毛が強く出やすいから、少しくすんだ色や、黒さをやわらげることを意識したほうが上手くいく。
最初は、別の眉を作るより、今ある眉を少し軽く見せるくらいで十分だ。
眉だけで完成させようとせず、目元やウィッグとつながって見えるかまで含めて見ると、全体が自然になる。