
アイシャドウを買いに行くと、種類が多すぎて迷う。
単色がいいのか、3色パレットがいいのか、色も質感も分からないまま立ち尽くすことになる。
初めて選ぶ時、少し慣れてきた時、盛りたい時で変わるアイシャドウの選び方を整理する。
アイシャドウは、使い方より先に「選び方」でつまずきやすい。
今の自分に合っていないものを選ぶと、濃くなりすぎたり、使いこなせなかったりする。
ということで、コスメ売り場で無駄に悩まないよう、どういうアイシャドウを買えばいいか、店に行く前に目を通してもらえらばと思う。
アイシャドウは段階で選ぶ
アイシャドウは、どれが正解かで選ぶものではなく、今の段階に合っているかどうかで決める。
初めて選ぶ時、少し慣れてきた時、盛りたい日では、必要なものが違う。
同じ基準で選ぶと、使いづらくなったり、濃くなりすぎたりする。
それぞれの段階で迷いにくい選び方を整理していく。

ブラウンを薄く入れた目元。影としては自然だが、変化は小さい。

ブラウンをしっかり入れた目元。失敗しにくいが、無難にまとまりやすい。
初めてのアイシャドウ|まず迷わない選び方
最初の一本で大事なのは、うまく見せることではない。
失敗しても戻せることと、最後まで使えることだ。
色が多いものや、使い方を考えないと成立しないものは、この段階では必要ない。
置き方を覚える前に選択肢が多いと、濃くなる原因になる。
単色を選ぶ理由
初めてなら、単色が一番いい。
理由は単純で、やることが一つだからだ。
どこに置くかだけを考えればいい。
混ぜる、順番を考える、色を選ぶ必要がない。
濃くなっても戻しやすいし、失敗しても原因が分かりやすい。
色は「影になる色」を選ぶ
目立つ色より、影になる色を選ぶ。
ベージュ、薄いブラウン、くすみのあるピンクあたりが目安だ。
肌から浮かない色は、上まで広がっても事故になりにくい。
派手さは出ないが、違和感も出にくい。
質感は控えめにする
ラメが強いものや、光るものは避ける。
粉が飛びやすく、濃く見えやすい。
最初は、光らないか、光っても弱いものを選ぶ。
それだけで、失敗の確率はかなり下がる。
値段で悩まなくていい
高いものを選ぶ必要はない。
気軽に使えて、失敗しても落ち着いて直せる。
いい視点だし、かなり共感を取れる。
ブラウン押しすぎると、読者の気持ちが置いていかれる。
なので、否定せずに気持ちを拾う形で本文を差し替える。
少し慣れてきた時のアイシャドウ選び
単色で置く場所が分かってきたら、次に迷うのが「何を変えればいいか」だ。
ここでいきなり派手な色に行くと、濃くなりやすい。
でも、ずっとブラウンだけだと、正直つまらない。
ブラウンが地味に感じる理由
ブラウンは無難だ。影としては優秀だけど、気分が上がりにくい。
僕も、ブラウンばかり使っていると、せっかくメイクしているのに楽しくないと感じる。
次に選ぶなら、くすんだピンクかオレンジ
少し慣れてきたら、ブラウンの代わりに使える色を選ぶ。
くすんだピンクや、落ち着いたオレンジは、ブラウンと同じように影として使えるのに、顔の印象だけが少し変わる。
派手ではないのに、「メイクしている感」はちゃんと出る。

くすみピンクを使った目元。ブラウンと同じ置き方でも、印象がやわらぐ。

オレンジ系アイシャドウを使った目元の写真。
単色で色を変える
単色のまま、色だけを変える。
置く場所は、今までと同じでいい。
色を変えるだけで、マンネリ感はかなり減る。
パレットを使うなら同系色
2〜3色パレットを使うなら、ブラウン系ではなく、ピンク系やオレンジ系でまとまったものを選ぶ。色が違っても、系統が同じなら失敗しにくい。
単色か、3色かで迷った時
アイシャドウ売り場で一番迷うのが、単色にするか、3色パレットにするかだ。
どちらが正解という話ではない。今の自分が、どこまで考えながら使えるかで決めればいい。
単色が向いている場合
単色は、やることが少なく、置く場所だけを決めればいい。
まだ慣れていなくて、濃くなりやすかったり戻すことが多いのなら、単色のほうが失敗しにくい。
色を混ぜない分、原因も分かりやすい。
3色が向いている場合
3色パレットは、色をどう使うかがある程度決まっている。
それをなぞれる人には、むしろ楽だ。
どこに薄い色、どこに少し濃い色を置くかが分かっていて、広げすぎない意識があるなら、3色でも問題ない。
ただ、色数が多いほどメイクの質が上がるわけではない。
3色全部を使おうとしないことも大事だ。
迷ったら、やることが少ない方を選ぶ
どちらにするか迷った時は、できることが少ない方を選ぶ。
アイシャドウは、足すよりも、足さない判断のほうが難しい。
単色か、色数の少ないパレットか。
その選択だけで、濃くなりすぎる失敗はかなり減る。
色で迷った時の考え方|ブラウン・ピンク・オレンジ
アイシャドウ売り場で一番悩むのが色だ。
失敗しにくいブラウンにするか、少し雰囲気を変えたいか、選ぶときの考え方を整理する。
ブラウンが地味に感じる?
アイシャドウは、まずはブラウンをオススメしたい。
理由は、失敗しにくいし、影としても使いやすい。
ただ、正直なところ地味だ。
僕もオススメはしているが、せっかくメイクしているのに、ブラウンならあまり気分が上がらなかったりする。
ブラウンが悪いわけではなく無難すぎて変化を感じにくいからだ。
次の選択肢は、くすんだピンクかオレンジ
そこで次に選択肢として出てくるのが、くすんだピンクや落ち着いたオレンジだ。
どちらも、ブラウンと同じように影として使えるのに、印象だけが少し変わる。
くすんだピンクは、柔らかさが出る。
オレンジは、血色が足される。
派手ではないのに、色を使っている感じがちゃんと出る。
色を変えても、使い方は変えない
色を変えると、塗り方まで変えたくなる。
でも、ここでやることは増やさない。置く場所はブラウンと同じでいいし、広げる範囲も同じだ。
色だけを変えても、やり方は変えないなら色を変えたことによる失敗はなくなる。
売り場での簡単な判断基準
迷ったら、手の甲にのせてみる。
色が浮きすぎなければ問題ない。
見た目が派手でも、くすみがあれば意外と馴染む。
逆に、その場で強いと感じた色は、だいたい強い。
ブラウンに戻らなくていい
ブラウンがしっくりこないと感じたら、無理に使い続けなくていい。ピンクかオレンジに変えるだけで、メイクは一気に楽しくなる。
それ以外の色について
ここまで紹介した色以外にも、アイシャドウにはたくさんの選択肢がある。
売り場で目を引くのは、むしろここまでで紹介していない色だ。
自分が使うかどうかとは別に、どういう位置づけの色なのかだけは知っておくと迷いにくい。

赤系アイシャドウを使った目元。影ではなく主張する色で、日常用とは切り分けが必要。
赤・紫・青などのはっきりした色
赤や紫、青などのはっきりした色は、影として使う色ではない。存在感を出すための色だ。少し置いただけでも印象が大きく変わる。その分、範囲や量のコントロールが難しい。
僕は使わない。
理由は単純で、失敗した時に戻しにくいからだ。
でも、そういうイベントなどなら、こういう色がハマる場面もある。
(日常用とは完全に切り分ける)
強いラメやグリッター系
ラメが大きく、光り方が強いものも同じだ。少量でも主張が強く、広げると一気に派手になる。普段の延長で使うと、ほぼ確実にやりすぎになる。
使うなら、最初から「今日はこれを使う」と決めて、一点だけに入れる。影として使おうとしないことが前提になる。

ラメ感の強いアイシャドウ。少量でも印象が大きく変わるため、使う場面を選ぶ。
こういう色は、知っておくだけでいい
派手な色は、無理に使う必要はなく、使わなくてもメイクは成立する。
ただ、売り場で見かけた時に「これは日常用ではない」と判断できるようになるだけで十分だ。
選ばない理由が分かっていれば、迷いは減る。
まとめ
ここまで読んで分かる通り、アイシャドウ選びに正解はない。
あるのは、今の自分に合っているかどうかだけだ。
初めて選ぶ時は、失敗しにくい単色を選ぶ。
少し慣れてきたら、色を変えてみる。
ブラウンが地味に感じたら、くすんだピンクやオレンジにずらしてみる。
それだけで、印象は変わる。
単色か3色かで迷ったら、やることが少ない方を選ぶ。
色数が多いほど上級というわけではない。
派手な色や強いラメも、使う人や場面を選ぶ色だと分かっていれば、それでいい。
売り場で全部決める必要はない。
今日はどの段階か、どんな気分か。
それだけ考えて、一つ選べば十分だ。
アイシャドウは、集めるものではなく、使えるものを選ぶ。
その感覚さえあれば、迷いはかなり減る。